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Appleが日本時間9月10日午前2時のスペシャルイベント「Surprise and shine.」で、Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4を発表しました。
イベント発表まとめ記事でも触れていましたが、蓋を開けてみると「デザイン据え置き」どころではない中身でした。新しいヘルスセンシングシステム、6年ぶりのセラミックケース復活、AIを使った音声機能と、進化ポイントが盛りだくさんです。
情報
予約注文は2026年9月10日(木)開始、発売日は2026年9月18日(金)です。watchOS 27の配信は日本時間9月15日(火)を予定しています。
この記事では、Series 12はSeries 11・Series 10と、Ultra 4はUltra 3・Ultra 2と、それぞれ2世代前まで遡って比較していきます。買い替えを迷っている人は参考にしてくださいね。
発表のポイントをざっくり
- チップは両モデルともS11(iPhone 18 ProのA20 Pro派生)
- 新ヘルスセンシングシステムで心拍を5秒ごと、HRVを5分ごとに測定。新指標「準備度(Readiness)」を追加
- Series 12にセラミックケースが復活。新色ダークブロンズ・ラディアントゴールドも登場
- 「Audio Intelligence」でサウンド認識・自動ミュージック認識を追加。ライブ早戻しとSiri Recapは年内にまず英語のベータ版を提供予定
- Series 12は急速充電が15分で最大12時間分に、Ultra 4はバッテリー最大50時間に強化
新型のApple Watch SEは発表されませんでした。SE 3が継続販売という扱いです。
Series 12の進化ポイント
新ヘルスセンシングシステムと準備度スコア
一番の目玉はここです。光学式心拍センサーが刷新され、バックグラウンドでの心拍測定がSeries 11比で60倍の頻度、5秒ごとになりました。HRV(心拍変動)も5分ごとの測定で最大24倍の頻度アップです。
そのデータをもとに、新指標「準備度(Readiness)」が加わりました。0〜10のスコアと「休養/無理せずに/準備完了/絶好調」の4段階で、直近のアクティビティやトレーニング負荷、睡眠から今日のコンディションを教えてくれます。
Healthアプリも再設計されて、「ロンジェビティ」タブと「ヘルス年齢」という指標が追加されました。
準備度って結局、体調が悪いとサボっていいよってこと?
そうですね!「今日は無理せず」と出たらワークアウトを軽めにする、みたいな使い方が想定されてます。数値化されると納得感あっていいですよね。
セラミックケースが6年ぶりに復活
ケース素材はアルミニウム・チタニウム・セラミックの3種類。セラミックはパールホワイトとナイトブルーの2色で、6年ぶりの復活です。
アルミニウムには新色ダークブロンズが、チタニウムには鏡面仕上げの新色ラディアントゴールドが加わりました。サイズは42mm・46mmの2展開で変わりません。
アルミニウムモデルの風防は「Ceramic Shield 2」に刷新され、前世代のIon-Xガラス比で60%頑丈になったとのことです。

Audio Intelligenceという新機能
Series 12とUltra 4向けに「Audio Intelligence」が発表されました。4つの機能があり、提供時期は機能ごとに異なります。
- サウンド認識: サイレンやドアベル、赤ちゃんの泣き声などを内蔵マイクで検知して通知。iPhoneが手元になくても単体で動きます
- 自動ミュージック認識: Shazamが周囲の曲を検知し、曲名とアーティスト名をスマートスタックに表示
- ライブ早戻し: Digital Crownを2回押すと直近15秒の会話を文字起こし表示
- Siri Recap: 会議や保護者会の要点をApple Intelligenceが要約してメモ化
音声は録音・保存されず、生データにはAppleも含めて誰もアクセスできない設計とのことです。Appleサポートによると、ライブ早戻しとSiri Recapは2026年内にまず英語のベータ版を提供する予定です。発売時点で利用できるとは案内されておらず、日本語の提供時期も明示されていません。
バッテリーと充電
通常使用で最大24時間はSeries 11と同じですが、急速充電が大きく伸びました。15分の充電で最大12時間分使えるようになり、これはSeries 11の「15分で最大8時間」から50%の向上です。屋外ワークアウトも前世代比25%増の最大10時間になりました。
Ultra 4の進化ポイント
バッテリーが大幅強化
Ultra 4の目玉はバッテリーです。通常使用で最大50時間、低電力モードなら最大84時間まで伸びました。
ワークアウトの電力設定でも3段階の目安が示されています。GPSと心拍をフル稼働させた状態で最大18時間、長時間ワークアウトモードで最大25時間、最大延長モードなら45時間です。急速充電は15分で最大18時間分、80%まで約45分となっています。
チップはSeries 12と同じS11、ディスプレイは最大3,000nitで変わらず、色もナチュラルチタニウム・ブラックチタニウムの2色でUltra 3から据え置きです。新色はありません。

衛星機能は継続、写真送信は非対応のまま
衛星通信は引き続き搭載で、緊急SOS・Find My・メッセージが衛星経由で利用できます。日本でも2025年12月9日から「衛星経由のメッセージ」が提供開始済みなので、Ultra 4でもそのまま使えます。
ただしテキスト・絵文字・タップバックのみの対応で、写真や動画の送受信はできません。この点はUltra 3から変わっていないので、勘違いしないよう気をつけてください。
Series 12 と Series 11 のスペック比較(46mm)
Apple Watch Series 12 と Series 11 スペック比較(46mm)
横にスクロールして比較できます →
Apple Watch Series 12 (46mm) | Apple Watch Series 11 (46mm) | |
|---|---|---|
| メーカー | Apple | Apple |
| 型番 | Apple Watch Series 12 (46mm) | Apple Watch Series 11 (46mm) |
| 画面種類 | 常時表示Retina LTPO3 OLED | 常時表示Retina LTPO3 OLED |
| 最大輝度 | 2,000ニト | 2,000ニト |
| バッテリー持続時間 | 最大24時間 | 最大24時間 |
| 防水性能 | 50m耐水 | 50m耐水 |
| センサー・健康機能 | 心電図、血中酸素、心拍数(5秒ごと測定)、HRV(5分ごと測定)、皮膚温、睡眠スコア、睡眠時無呼吸通知、高血圧通知、準備度(Readiness)スコア | 心電図、血中酸素、心拍数、皮膚温、睡眠スコア |
| GPS | 内蔵GPS | 内蔵GPS |
| NFC(決済) | Apple Pay対応 | Apple Pay対応 |
| 本体サイズ | 高さ46×幅40×厚さ9.7mm | 高さ46×幅39×厚さ9.7mm |
| 定価(税込) | 80,800円から | 参考:69,800円〜(税込、旧Apple Store掲載の46mm・GPS・アルミニウム) |
| 対応OS | iOS 27以降のiPhone 11以降(iPhone SE 第2世代以降を含む) | 発売時:iOS 26以降のiPhone 11以降(iPhone SE 第2世代以降を含む) |
| カラー | アルミニウム:ダークブロンズ、ライトゴールド、ブラック、スペースグレイ / チタニウム:ラディアントゴールド、ナチュラル | アルミニウム:ローズゴールド、シルバー、スペースグレイ、ジェットブラック / チタニウム:ゴールド、ナチュラル、スレート |
| 画面解像度 | 416×496 | 416×496 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
| 発売日 | 2026/09/18 | 2025/09/19 |
| 購入 |
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
Ultra 4 と Ultra 3 のスペック比較
Apple Watch Ultra 4 と Ultra 3 スペック比較
横にスクロールして比較できます →
Apple Watch Ultra 4 | Apple Watch Ultra 3 | |
|---|---|---|
| メーカー | Apple | Apple |
| 型番 | Apple Watch Ultra 4 (49mm) | Apple Watch Ultra 3 (49mm) |
| 画面種類 | 常時表示Retina LTPO3 OLED | 常時表示Retina LTPO3 OLED |
| 最大輝度 | 3,000ニト | 3,000ニト |
| バッテリー持続時間 | 最大50時間 | 最大42時間 |
| 防水性能 | 100m耐水 | 100m耐水 |
| センサー・健康機能 | 心電図、血中酸素、心拍数(5秒ごと測定)、HRV(5分ごと測定)、皮膚温、深度計、水温センサー、睡眠スコア、睡眠時無呼吸通知、高血圧通知、準備度(Readiness)スコア | 心電図、血中酸素、心拍数、皮膚温、深度計、水温センサー |
| GPS | 高精度2周波GPS | 高精度2周波GPS |
| NFC(決済) | Apple Pay対応 | Apple Pay対応 |
| 本体サイズ | 高さ49×幅44×厚さ12mm | 高さ49×幅44×厚さ12mm |
| 定価(税込) | 142,800円から | 発売時:129,800円〜(税込) |
| 対応OS | iOS 27以降のiPhone 11以降(iPhone SE 第2世代以降を含む) | 発売時:iOS 26以降のiPhone 11以降(iPhone SE 第2世代以降を含む) |
| カラー | ナチュラル、ブラック(チタニウム) | ナチュラル、ブラック(チタニウム) |
| 画面解像度 | 422×514 | 422×514 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
| 発売日 | 2026/09/18 | 2025/09/19 |
| 購入 |
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
ヒント
数字だけ見るとUltra 4は正常進化、Series 12はセラミックケースと充電速度がわかりやすい変化点です。迷ったら「セラミックが欲しいか」「充電の速さを重視するか」で判断するのがおすすめです。
2世代前(Series 10・Ultra 2)まで遡って見る
もう少し古いモデルを使っている人向けに、Series 10とUltra 2までさかのぼった比較も置いておきます。
| 項目 | Series 12 (2026) | Series 10 (2024) | Ultra 4 (2026) | Ultra 2 (2023) |
|---|---|---|---|---|
| チップ | S11 | S10 | S11 | S9 |
| ディスプレイ輝度 | 最大2,000nit | 最大2,000nit | 最大3,000nit | 最大3,000nit |
| バッテリー(通常) | 最大24時間 | 最大18時間 | 最大50時間 | 最大36時間 |
| センサー・健康機能 | 心拍5秒ごと/HRV5分ごと/準備度スコア | 従来ペースの心拍・HRV測定のみ | 心拍5秒ごと/HRV5分ごと/準備度スコア | 従来ペースの心拍・HRV測定のみ |
| 高血圧通知(日本) | 対応 | 対応(Series 9以降が対象) | 対応 | 対応(2025年12月〜提供) |
| 日本発売時価格(起点構成) | 71,800円(42mmアルミGPS) | 59,800円(42mmアルミGPS) | 142,800円(49mmチタニウムGPS+Cellular) | 124,800円(49mmチタニウムGPS+Cellular) |
日本価格(税込)
| ケース素材 | サイズ | 接続 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| アルミニウム | 42mm | GPS | 71,800円〜 |
| アルミニウム | 42mm | GPS+Cellular | 89,800円〜 |
| アルミニウム | 46mm | GPS | 80,800円〜 |
| アルミニウム | 46mm | GPS+Cellular | 98,800円〜 |
| チタニウム | 42mm | GPS+Cellular | 125,800円〜 |
| チタニウム | 46mm | GPS+Cellular | 134,800円〜 |
| セラミック | 42mm | GPS+Cellular | 159,800円〜 |
| セラミック | 46mm | GPS+Cellular | 168,800円〜 |
チタニウムとセラミックはGPS+Cellularのみの展開で、GPS単体モデルはありません。Ultra 4は49mmチタニウムGPS+Cellularのみで142,800円〜です。バンドの選択によって価格は変動します。
買い替えるべき?
注意
今回はデザインの大幅刷新ではなく、センシング精度と充電速度、バッテリー持ちの底上げが中心です。「まだ普通に使えてる」なら急ぐ必要はありません。
- Series 10オーナー: 公称バッテリー時間と心拍・HRVの測定頻度が向上しています。充電の頻度や健康データの細かさを重視するなら買い替え候補です。実際の使用感は発売後の検証も参考にしてください
- Series 11オーナー: 発売から1年での買い替えは正直コスパが悪いかも。セラミックケースがどうしても欲しい、という理由がなければ待っても大丈夫です
- Ultra 2オーナー: バッテリーが最大36時間から50時間まで伸びているので、長時間アクティビティを頻繁にする人なら買い替え候補になります
- Ultra 3オーナー: 発売1年での乗り換えは基本的に不要です。バッテリーの伸び幅を見てから判断でも遅くありません
日本で使える機能の注意点
警告
発売直後に使える機能と、まだ日本語対応していない機能があります。購入前に必ず確認してください。
- 新しいSiri AIはまず英語のベータ版から対応し、日本語は後日提供予定です。Apple Intelligence全体の日本語対応とは区別してください。ライブ早戻し・Siri Recapも後日提供の機能で、日本語の開始日は明示されていません
- Ultra 4の衛星経由メッセージは、テキスト・絵文字・タップバックのみ対応で、写真・動画の送受信はできません。Apple公式はアクティベーションから2年間無料と案内しています。その後の料金はここでは断定しません
- 高血圧パターン通知は2025年12月4日から日本でも提供開始済みで、Series 12・Ultra 4とも対応機種に含まれます
よくある質問
Apple Watch SEの新型は出ないの?
今回は発表されませんでした。2025年発表のSE 3が引き続き販売される形です。
Series 12とUltra 4の発売日はいつ?
予約注文は2026年9月10日(木)開始、発売日は2026年9月18日(金)です。日本を含む50カ国以上が対象です。
Audio Intelligenceは日本語でも使える?
サウンド認識・自動ミュージック認識と、言語を使うライブ早戻し・Siri Recapを分けて確認する必要があります。後者2つは2026年内にまず英語のベータ版を提供予定で、日本語の提供時期は明示されていません。
まとめ
Series 12はセラミックケースの復活と、心拍・HRVの測定頻度アップ、充電の高速化が目立つアップデートでした。Ultra 4はバッテリー持ちが最大50時間まで伸びたのが一番のニュースです。
どちらも世代を1つ飛ばして使っている人には買い替えの説得力がある内容ですね。逆に1年前のSeries 11・Ultra 3から乗り換えるほどの差ではないので、そこは冷静に判断するのがおすすめです。予約は9月10日から始まっているので、欲しい人は早めにチェックしてみてください。
公式リンク
画像出典: Apple Newsroom、Apple Newsroom


