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GoProが「アクションカメラ」を超えた——MISSION 1シリーズ発表、1インチセンサー・8K・レンズ交換式まで

GoProが「アクションカメラ」を超えた——MISSION 1シリーズ発表、1インチセンサー・8K・レンズ交換式まで

· エンディ

2026年4月14日、GoProが新カメララインナップ「MISSION 1シリーズ」を発表した。従来のHEROシリーズとは完全に別ライン、"アクションカメラの会社"というイメージを塗り替える本格的なシネマカメラの登場だ。

3モデルのラインナップ

GoPro MISSION 1 PRO(画像:GoPro / PetaPixel)

MISSION 1シリーズは3モデル構成で、2026年5月28日より予約受付を開始する(一部はQ3発売)。

モデル最高スペック発売
MISSION 18K/30fps・4K/120fps2026年5月28日
MISSION 1 PRO8K/60fps・4K/240fps・1080p/960fps2026年5月28日
MISSION 1 PRO ILSMFTレンズ交換式・8K/30fps2026年Q3

GoProで初の1インチセンサー

全モデル共通の最大の変化が1インチ 50MPセンサーの採用だ。HERO 13 Blackの1/1.9インチから面積比73.6%拡大し、ダイナミックレンジは最大14ストップ。10bit・GP-Log2によるカラーグレーディング対応も備え、プロ映像制作の現場でも使えるスペックに仕上がっている。

新開発の5nmプロセッサ「GP3」(AI NPU搭載)により、HERO世代で問題だった過熱問題も解消。4K/60fps長回しが現実的になった。

防水性能もハウジングなしで水深20mと、HERO 13の10mから倍増している。

業界初のレンズ交換式アクションカメラ「ILS」

GoPro MISSION 1 PRO ILS(画像:GoPro / PetaPixel)

最上位モデルのILS(Interchangeable Lens System)は、GoProで初めてとなるMicro Four Thirds(MFT)マウントを採用したレンズ交換式モデル。コンパクトなアクションカメラボディにMFTレンズが付くという異色の組み合わせだ。

ただしオートフォーカスは非搭載(マニュアルフォーカスのみ)で、水中撮影は専用ハウジングが必要。発売はQ3(2026年8月頃)を予定。

バッテリーは大幅改善

HERO世代で最大の弱点だったバッテリー持ちも改善。新型「Enduro 2(2,150mAh)」では1080p録画で5時間以上、4K/30fpsで3時間以上の連続録画が可能で、HERO 13比で約70%向上している。

アクセサリーも一新

ワイヤレスマイクシステム(150m到達距離・24bit/48kHz)、5,800mAh内蔵のVolta 2グリップ、Media Mod(HDMI出力付き)など、プロ向けアクセサリーも同時展開予定。

価格と発売日

正式価格は2026年5月21日に発表予定。市場予測ではMISSION 1 PROが$700〜$900程度(日本円で約10〜13万円前後)と見られており、DJI Osmo Action 5 Pro(約5万円)の倍以上になる見込みだ。

HEROシリーズは継続販売されるため、GoProは今後2ラインで展開していく形になる。

情報

日本のGoPro公式サイトでは「近日発売(Coming Soon)」表示中。5月21日の予約開始時に日本円価格が公開される見込み。

まとめ

MISSION 1シリーズはGoProにとって、単なる新製品ではなくブランドの方向転換を示す一手だ。1インチセンサー・8K・レンズ交換式と、従来のHEROシリーズとは明確に異なる「シネマカメラ」としての立ち位置を取っている。

価格次第では一般ユーザーよりプロ・セミプロ向けの製品になりそうだが、アクションカメラの形状でここまでのスペックが手に入るのは純粋に面白い。5月21日の価格発表と、5月28日の実機レビューが楽しみだ。