内蔵ファンで冷やすゲーミングタブレット「RedMagic Astra」に、第2世代の「Astra 2」が登場しました。中国では先行して発表済みで、気になるグローバル版の価格は2026年7月17日に明らかになる見込みです。
価格が出そろう前に、いま分かっているスペックだけでも進化の中身はかなりはっきり見えてきます。ここでは初代Astraと並べて、どこが変わったのか、そして自分は新型を狙うべきなのかを整理していきます。
情報
Astra 2は中国で2026年6月末に発表済み。グローバル版の正式な価格・発売日は2026年7月17日に発表予定です。本記事のスペックは現時点で判明している情報にもとづいています。
スペックを並べて比較
まずは主要な項目をまとめて見てみます。
RedMagic Astra 2 と Astra スペック比較
RedMagic Astra 2(ゲーミングタブレット) | RedMagic Astra(ゲーミングタブレット) | |
|---|---|---|
| メーカー | REDMAGIC | REDMAGIC |
| 型番 | REDMAGIC Astra 2 Gaming Tablet | REDMAGIC Astra Gaming Tablet |
| OS | Android 16 / REDMAGIC OS 11.5 | Android 15 / REDMAGIC OS 10.5 |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Snapdragon 8 Elite |
| GPU | Adreno | Adreno |
| ゲーム補助チップ | RedCore R4 | RedCore R3 Pro |
| メモリ構成 | 12GB / 16GB | 12GB / 16GB / 24GB |
| メモリ規格 | LPDDR5X | LPDDR5T |
| ストレージ構成 | 256GB / 512GB | 256GB / 512GB / 1TB |
| ストレージ規格 | UFS 4.1 | UFS 4.1 Pro |
| ストレージ拡張 | 非対応 | 非対応 |
| 画面サイズ (インチ) | 9.06 | 9.06 |
| パネル方式 | OLED | OLED |
| 画面解像度 | 2400 × 1504 | 2400 × 1504 |
| 最大リフレッシュレート (Hz) | 185 | 165 |
| タッチサンプリングレート(公称) | 通常300Hz / 瞬間最大2,800Hz | 通常240Hz / 瞬間最大2,000Hz |
| 画面輝度(公称) | ピーク1,600nit | 全画面1,100nit / ピーク1,600nit |
| 冷却機構 | AquaCore 2.0(液体冷却・VC・液体金属3.0) | 13層 ICE-X(デュアルVC・液体金属・20,000RPMファン) |
| アクティブ冷却 | ✓ | ✓ |
| ゲーム管理機能 | GameSpace / Magic Key | GameSpace / Magic Key |
| 物理ゲーム操作 | Magic Key(割り当て変更対応) | Magic Key(割り当て変更対応) |
| 振動機構 | デュアル0815 X軸リニアモーター | デュアル0815 X軸リニアモーター |
| スピーカー | デュアル1227 / DTS:X Ultra | デュアル1620 / DTS:X Ultra |
| バッテリー容量 (mAh) | 8300 | 8200 |
| 最大充電電力 (W) | 75 | — |
| バイパス充電 | ✓ | — |
| USBポート | USB-C ×2(短辺側はUSB 3.2 Gen 2) | USB-C 3.2 Gen 2 ×1 |
| 有線映像出力 | 最大4K/120Hz または 8K/30Hz | DisplayPort(最大2K) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4 |
| 本体サイズ (mm) | 207.1 × 134.2 × 6.9 | 207 × 134.2 × 6.9 |
| 厚さ (mm) | 6.9 | 6.9 |
| 重量 (g) | 363 | 370 |
| 発売日 | 2026/08 | 2025/07/30 |
| 防水・防塵 | — | IP54 |
| 購入 |
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
9.06インチのLTPO OLED、8000mAh超えの大容量バッテリー、内蔵ファンによる冷却という骨格は共通です。サイズ感や重さもほぼ同じで、外から見ると兄弟機そのもの。違いは中身に集中しています。
進化ポイントは「中身の世代交代」

いちばん大きいのはSoCの世代交代です。初代AstraのSnapdragon 8 Eliteに対して、Astra 2はSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載。CPUの最大クロックも4.32GHzから4.74GHzへ上がり、GPUもAdreno 830からAdreno 840になりました。重いゲームでのフレームレート維持や、長時間プレイ時の安定感で効いてくる部分です。
ディスプレイも底上げされています。リフレッシュレートが165Hzから185Hzに上がり、HDR表示にも対応。9インチという手に収まるサイズで185Hzまで回るパネルは、対戦系やアクション系のゲームでヌルヌル感を体感しやすいところです。
ヒント
Astra 2はUSB Type-Cが2ポートに増えたのもポイント。ゲームをしながら片方で充電、もう片方で外部出力やアクセサリー接続、といった使い方がしやすくなっています。
実際どれくらい変わる?
性能まわり
Snapdragon 8 Elite Gen 5は、初代Astraの8 Eliteからちょうど1世代分の進化にあたります。原神やゼンレスゾーンゼロのような重量級タイトルを最高画質で長く回すほど、この世代差はサーマル(発熱による性能低下)の起きにくさとして表れてきます。もともとAstraは内蔵ファンで冷却が強いシリーズなので、新型SoCと組み合わさることで持続性能はさらに伸びる方向です。
バッテリーと表示
バッテリーは8200mAhから8300mAhへわずかに増量。充電はどちらも80Wで、初代は22分で50%まで回復する速さでした。数字上の差は小さいので、電池持ち目当てで買い替える理由にはなりにくい部分です。
一方でディスプレイの165Hz→185Hz+HDRは、ゲーム中の体感に直結します。表示の追従性やコントラストを重視する人ほど、この差は嬉しいはずです。
買い替える・待つの判断軸

注意
Astra 2は性能とディスプレイが素直に伸びた正常進化。ただしグローバル価格は7月17日発表予定で、初代Astraは約€500、Astra 2は約€580が目安。値づけ次第で「型落ちの初代を安く」も十分アリな選択になります。
・Astra 2がおすすめ → 最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5で長く使いたい/185HzやHDRの表示にこだわる/デュアルUSB-Cで配信や外部出力を活用したい/これから新規で買う
・初代Astraで十分 → とにかく価格を抑えたい/24GBの大容量RAMが欲しい/165Hzでも体感差は気にならない/すでにAstraを満足して使っている
これから新しくゲーミングタブレットを買うなら、素直に性能とディスプレイが底上げされたAstra 2が順当です。長く使う前提ほど、最新SoCのアドバンテージは効いてきます。
逆にすでにAstraを持っているなら、無理に買い替える必要は薄めです。SoCの世代差とリフレッシュレートに強く惹かれるかどうかが分かれ目になります。
まとめ
RedMagic Astra 2は、筐体やバッテリーの骨格を初代から引き継ぎつつ、SoC・GPU・ディスプレイという「体感に直結する中身」をまとめて更新した正常進化モデルです。9インチクラスで185Hz+最新Snapdragonという組み合わせは、携帯性と性能を両立したいゲーマーにとって魅力的な一台になりそうです。
あとはグローバル版の価格しだい。2026年7月17日の発表で値づけを確認し、上の比較表で気になるスペックを見比べながら、新型を狙うか型落ちの初代を安く取るかを決めてみてください。


