MWC 2026で大きな話題を集めた「Xiaomi Buds 5 Pro」。世界で初めてWi-Fi接続に対応したワイヤレスイヤホンとして登場し、音質・ANC性能ともに従来モデルから大幅な進化を遂げました。
「Xiaomiのイヤホンって実際どうなの?」という疑問に答えるべく、スペック詳細から競合製品との比較、買うべき人の判断基準まで詳しくレビューします。
Xiaomi Buds 5 Proとは
Xiaomi Buds 5 Proは、中国のXiaomi(シャオミ)が2025年に発売し、2026年のMWCでWi-Fi対応モデルを披露したフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンです。
最大の特徴は「世界初のWi-Fi対応イヤホン」という点。Qualcommの**XPAN(Expanded Personal Area Network)**技術を採用し、自宅のWi-Fiネットワーク経由で4.2Mbpsのロスレス音声伝送を実現しています。
情報
XPANとは、BluetoothとWi-Fiをシームレスに切り替えるQualcommの技術です。屋外ではBluetooth、屋内Wi-Fi環境では自動的にWi-Fiに切り替わり、より高品質な音声伝送が可能になります。
また、通常のBluetooth版でも、dual DAC・dual amp・triple driverという豪華な構成で、ハイエンドイヤホンに迫る音質を実現しています。
スペック詳細
ドライバー構成と音質
Xiaomi Buds 5 Proはトリプルドライバー構成を採用しています。
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デュアルマグネット ダイナミックドライバー
低域から中域をカバーする大口径ドライバー。デュアルマグネット構造により、豊かな低音と正確な中域を両立します。
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セラミックツィーター
高域の繊細な表現を担当。金属系素材よりも歪みが少なく、クリアで自然な高音を再現します。
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平面磁界型ドライバー
超高域(〜50kHz)まで対応するハイレゾ専用ドライバー。ハイレゾ音源の細部まで忠実に再現します。
周波数特性は15Hz〜50kHzという超広帯域をカバーし、人間の可聴域をはるかに超えた高域まで再生可能。ハイレゾ認証を取得しています。
さらにdual DAC・dual amp構成により、デジタル音源をアナログに変換する精度が向上。音の分離感と解像度が大きく改善されています。
コーデックはBluetooth時にaptX Losslessに対応(Wi-Fi時は最大96kHz/24bitの4.2Mbpsロスレス伝送)。Harman AudioEFXによるチューニングで2種類のEQプロファイルが用意されています。
ノイズキャンセリング性能
Xiaomi Buds 5 Proのアクティブノイズキャンセリング(ANC)は最大55dBのノイズ低減を実現します。
各イヤーバッドにトリプルマイクを搭載し、周囲の騒音をリアルタイムで分析・打ち消します。さらに最大15m/秒の風速でも通話品質を維持できる風切り音対策も施されています。
ヒント
55dBのノイズ低減というのは業界トップクラスの数値です。電車内・カフェ・オフィスのエアコン音など、日常的な騒音をほぼシャットアウトできるレベルです。
ANCには複数のモードが用意されており、環境に応じて自動切り替えする「アダプティブモード」も利用可能です。
バッテリー・その他スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| イヤーバッド単体(BT) | 最大8時間 |
| イヤーバッド単体(Wi-Fi) | 最大10時間 |
| ケース込み合計 | 最大40時間 |
| 急速充電 | 10分充電で4.5時間再生 |
| 重量 | 約5.6g(片耳) |
| Bluetooth | 5.4 |
| 防水 | IP54 |
| マルチポイント | 対応(2台同時接続) |
AirPods Pro / Sony XM5との比較
競合する主要3製品を比較してみましょう。
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情報
Xiaomi Buds 5 Proの最大の強みは、55dBという業界最高水準のANC性能と、Wi-Fi経由でのロスレス再生。価格もAirPods Pro 2やSony XM5より抑えめな点が魅力です。
正直なところ…気になる点も
TechRadarなどの海外レビューでは「価格が従来モデルより大幅に上がっており、コスパを重視するユーザーには推薦しにくい」という意見も見られます。
標準Bluetooth版でも競合に比べると価格が高くなった一方、音質とANC性能は確かに向上しています。Wi-Fiモデルは現時点でXiaomi 15 Ultraのみ対応という制限もあるため、このメリットを得られるユーザーはまだ限られています。
買うべき人は?
こんな方におすすめ
- ハイレゾ音源を楽しみたい方: 15Hz〜50kHzの超広帯域、aptX Lossless対応で、音楽を原音に近い形で楽しめます
- 強力なノイズキャンセリングが欲しい方: 55dBという業界最高クラスのANCは、電車・飛行機・カフェなどあらゆる環境で効果を発揮します
- AirPods Proより安く良い音を求めている方: AirPods Pro 2より安い価格で、音質面では対等以上の性能を持っています
- 将来的にXiaomi端末ユーザーになる予定の方: Wi-Fi接続機能はXiaomiのエコシステムでこそ真価を発揮します
こんな方には向かないかも
- iPhoneをメインに使っている方: AirPods Pro 2のAppleエコシステム連携(デバイス間自動切替など)の便利さは、Xiaomiでは代替できません
- シンプルさを重視する方: 多機能な分、設定できる項目が多く、ちょっと複雑に感じる場合があります
- コンパクトなケースにこだわる方: バッテリー容量が大きい分、ケースはやや大きめです
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まとめ
Xiaomi Buds 5 Proは、トリプルドライバー・dual DAC・dual amp・55dBのANC・世界初のWi-Fi接続対応と、技術的な完成度が非常に高いイヤホンです。
同価格帯のAirPods Pro 2やSony WF-1000XM5と比べても、純粋なスペックでは引けを取らない、むしろ上回る部分も多くあります。
Wi-Fi接続機能はまだXiaomi 15 Ultraのみ対応という制限がありますが、今後のアップデートで対応機種が広がる予定とのこと。音質重視のユーザーにとって、2026年注目のイヤホンの一つと言えます。
ヒント
日本での正式発売・価格は時期によって変動することがあります。購入前に最新情報を各公式サイトやAmazon等で確認することをおすすめします。