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初代 EOS R8 は約461gと軽い一方、ボディ内手ブレ補正がありませんでした。暗い場所の手持ち撮影では、レンズ側の補正に頼るしかない機種です。
2026年10月29日発売の EOS R8 Mark II は、ボディ内5軸手ブレ補正を足しました。重さは約546gに増えましたが、ニコン Z5II の約700gより軽いままです。
情報
この記事の結論
- 発売時期: 2026年10月(10月29日発売)
- 向く人: 手ブレ補正付きのフルサイズ機を、できるだけ小さく軽く持ち歩きたい人
- 決め手: ボディ内5軸手ブレ補正、約546g、最高約40コマ/秒の電子シャッター
- 価格帯: メーカー価格はオープン。キヤノンオンラインショップ価格はボディ275,000円(税込)


画像出典:キヤノン公式
EOS R8 Mark IIの主な仕様
価格には2種類あります。キヤノンの希望小売価格はオープン価格で、店ごとに変わります。表の275,000円は、キヤノンオンラインショップがボディ単体に付けている価格です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月29日 |
| 価格(ボディ) | 275,000円から(キヤノンオンラインショップ、税込) |
| レンズキット | RF24-105 F4-7.1 で324,500円、RF45 F1.2 で317,900円 |
| 撮像素子 | フルサイズCMOS、最大約2420万画素 |
| 手ブレ補正 | ボディ内5軸(中央最大7.5段) |
| 連写 | 電子シャッターで最高約40コマ/秒 |
| 重量 | 約546g(バッテリー、カード含む) |
| 動画 | 4K 60p、フルHD 180p |
手ブレ補正の7.5段は、補正機構を持つRFレンズと組み合わせたときの中央の値です。周辺は7.0段とされています。レンズによって効果は変わります。

手ブレ補正と連写で何が変わったか
ボディ内補正があると、手ブレ補正のない単焦点レンズでも補正が効きます。キットに用意されたRF45mm F1.2 STMは、その例です。
連写は電子シャッターで最高約40コマ/秒、電子先幕で最高約6.0コマ/秒です。全押し前の最大20コマをさかのぼって残すプリ連続撮影も、新たに加わりました。
AFは人物、動物(犬・猫・鳥・馬)、モータースポーツ車両などを検出します。あらかじめ登録した人物を優先して追う機能も、上位機から引き継いでいます。
上位のEOS R6 Mark IIIは約3250万画素で、手ブレ補正は最大8.5段です。R8 Mark IIは画素数と補正段数を抑え、小ささと価格を優先した位置づけになります。
動画と操作系の変更点
動画は、6Kオーバーサンプリングの4K 60pと、フルHDの180pに対応します。Canon Log 3とLUTの読み込み機能もあり、色を作り込む撮り方に向く仕様です。
読み込んだLUTは、ライブビューを見ながら効果の強さを10〜100%の10段階で変えられます。撮る前に色の効き具合を決めておける仕組みです。
背面にはマルチコントローラーが付きました。ファインダーをのぞいたまま、AFフレームを動かせます。初代R8からの操作面の大きな変更点です。
初代R8とNikon Z5IIの比較
27.5万円前後で手ブレ補正付きのフルサイズ機を探すと、ニコン Z5II が候補に入ります。ニコンダイレクトの販売価格は258,500円(税込)からで、差額は16,500円です。
EOS R8 Mark II、EOS R8、Nikon Z5IIの比較
横にスクロールして比較できます →
Canon EOS R8 Mark II | Canon EOS R8 | Nikon Z5II | |
|---|---|---|---|
| メーカー | キヤノン | キヤノン | ニコン |
| レンズマウント | キヤノン RFマウント | キヤノン RFマウント | ニコン Z マウント |
| 記録フォーマット | JPEG / HEIF / RAW(CR3)/ C-RAW | JPEG / HEIF / RAW(CR3) | — |
| 型番 | EOS R8 Mark II | EOS R8 | Z5II |
| 画素数 | 最大約2420万画素 | 最大約2420万画素 | 有効2450万画素 |
| センサーサイズ | フルサイズCMOS(約36.0×24.0mm) | フルサイズCMOS(約36.0×24.0mm) | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、フルサイズ/ニコンFXフォーマット |
| ISO | ISO100〜102400(拡張 L:50、H:204800) | ISO100〜102400(拡張 L:50、H:204800) | — |
| 連写性能 | 最高約6.0コマ/秒(電子先幕)/ 最高約40コマ/秒(電子シャッター) | 最高約6.0コマ/秒(電子先幕)/ 最高約40コマ/秒(電子シャッター) | 高速連続撮影(拡張)約14コマ/秒(サイレントモードONで約15コマ/秒) |
| 液晶モニタ | 3.0型 約162万ドット | 3.0型 約162万ドット | バリアングル 3.2型 約210万ドット |
| ファインダー形式 | 0.39型 OLED 約236万ドット | 0.39型 OLED 約236万ドット | 0.5型 Quad-VGA OLED 約369万ドット |
| バッテリータイプ | LP-E17 | LP-E17 | — |
| 記録メディア | SD / SDHC / SDXC(UHS-II対応) | SD / SDHC / SDXC(UHS-II対応) | — |
| 手ブレ補正機構 | ボディー内5軸手ブレ補正(協調制御で中央最大7.5段) | ボディー内手ブレ補正なし | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
| インターフェース | USB Type-C(USB 3.2 Gen 2相当)/ HDMIマイクロ(Type D) | USB Type-C(USB 3.2 Gen 2相当)/ HDMIマイクロ(Type D)/ マイク / ヘッドホン | — |
| 動画記録画素数 | 4K 60p(4K UHD)、フルHD | 4K 60p(4K UHD)、フルHD | — |
| 動画ファイル形式 | MP4 | MP4 | — |
| Bluetooth | Ver.5.3 | Ver.4.2 | — |
| 本体サイズ | 約131.4×90.0×79.7mm | 約132.5×86.1×70.0mm | 約134×100.5×72mm |
| 重量 (g) | 546 | 461 | 約700g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約620g(本体のみ) |
| 発売日 | 2026/10/29 | 2023/04/13 | 2025/04/25 |
| 購入 |
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
重さはR8 Mark IIが約546g、Z5IIが約700gで、差は154gです。Z5IIはボディーキャップとシューカバーを除いた値で、条件は完全には同じではありません。
一方、ファインダーはZ5IIが約369万ドットで、R8 Mark IIの約236万ドットより細かい仕様です。画素数は2450万と約2420万で、ほぼ並びます。
小ささと価格の差のどちらを取るかが、選び分けの分かれ目です。
向く人と向かない人
メリット
- ボディ内5軸手ブレ補正を約546gで備える
- 電子シャッターで最高約40コマ/秒
- マルチコントローラーでAFフレームを動かせる
- 4K 60pとCanon Log 3に対応する
デメリット
- バッテリーの撮影可能枚数が約220枚(ファインダー、省電力優先時)
- 電子先幕のシャッタースピードは1/4000秒まで
- Z5IIより約16,500円高く、ファインダーは細かさで劣る
- 4K 60pの連続撮影は約33分(標準設定)
約220枚のバッテリーと約33分の動画時間
バッテリーはLP-E17で、撮影可能枚数はCIPA規格で約220枚(ファインダー、省電力優先)です。モニター撮影なら約340枚になります。
表示をなめらかさ優先にすると、ファインダー撮影で約150枚、モニター撮影で約270枚に減ります。予備のLP-E17を1本足せば、省電力優先のファインダー撮影で約440枚の計算です。
4K 60pの連続撮影は、23度で約33分です(自動電源オフ温度が標準)。高に設定すると約35分です。4K 30pとフルHD 30pは、熱による制限がありません。
シャッターは電子先幕と電子シャッターの2方式で、電子先幕での最高速は1/4000秒です。1/16000秒は電子シャッターのみで、Fv、Tv、Mモードに限られます。
明るいレンズを晴れた屋外で絞り開放にする場合などは、この上限を確かめておく必要があります。
買う前に確認したいこと
- ボディ内手ブレ補正のために、初代R8より重い約546gで許せる
- Z5IIとの約16,500円差と約154gの差を比べて、小ささを取りたい
- 約220枚のバッテリーに、予備を足す前提で考えられる
- キットのレンズ(RF24-105 F4-7.1 かRF45 F1.2)が使い道に合う
- 購入時の価格を、キヤノンオンラインショップと家電店の両方で見た
小型ミラーレスやスマホのカメラと比べたい場合は、次の記事で違いを確かめられます。
よくある質問
初代EOS R8との最大の違いは何ですか?
ボディ内5軸手ブレ補正とマルチコントローラーが加わった点です。初代R8にはボディ内手ブレ補正がなく、重さは約461gでした。R8 Mark IIは約546gです。
価格は27.5万円で固定ですか?
固定ではありません。メーカーの希望小売価格はオープン価格です。275,000円は、キヤノンオンラインショップのボディ単体の価格です。
Z5IIより高い分の価値はありますか?
ニコンダイレクトのZ5IIは258,500円から、約700gです。R8 Mark IIは約16,500円高く、約154g軽い仕様です。ファインダーの細かさはZ5IIが上回ります。
軽さを取るか、価格を取るか
- 約546gで手ブレ補正付きのフルサイズ機がほしい人は、R8 Mark II
- 約16,500円安く、ファインダーの細かさを重く見る人は、Nikon Z5II
- 手ブレ補正を使わず、約461gの軽さを優先する人は、初代EOS R8
価格は発売直後のメーカー直販価格です。最新の価格・在庫は販売店で確認してください。

