microSDは、カメラの機種名を決めてから、公式推奨リストのシリーズ・型番・容量を照合して選ぶのが基本です。 「4K対応」「最大200MB/s」といった大きな表記だけでは、録画に必要な条件を確認できません。
この記事は2026年9月12日に確認した公式情報をもとにした選び方です。カードの実速度や耐久性を測定したランキングではありません。DJI Osmo Action 6、GoPro HERO13 Black、360度カメラのInsta360 X6を例に、見落としやすい点を整理します。
画像出典:GoPro公式掲載のSanDisk Extreme 128GB。カードの一例で、全カメラへの対応を示す写真ではありません。
V30・U3・A2は何を表す?
| 表記 | 確認する意味 |
|---|---|
| V30 | ビデオスピードクラス。規定条件で最低30MB/秒の連続書き込み性能 |
| U3 | UHSスピードクラス3。こちらも最低30MB/秒だが、V30とは別の規格 |
| UHS-I | カードと機器をつなぐバス規格。書き込み速度を保証するV30とは区別する |
| A1・A2 | アプリ用途のランダムアクセスなどを含む性能区分 |
V30の「30」は最大速度ではなく最低性能の基準です。また、最低速度の数字が同じでも、別のクラス記号を無条件で読み替えることはできません。機器の指定にある記号を確認してください。SD Associationの規格説明、速度クラスの一覧資料
A2があればV30の確認は不要、という関係でもありません。A2は動画の画質を上げる機能ではなく、アプリ用途などの性能指標です。SD AssociationのA1・A2解説
「最大読み出し速度」と動画のビットレートを分ける
パッケージの最大読み出し速度は、主に撮影後のファイル転送を考える数値です。録画中に必要なのは書き込み性能で、最大値だけで連続記録の安定性を判断できません。転送も、カードリーダーやPCの接続条件で変わります。
単位にも注意しましょう。動画のMbpsはメガビット/秒、カードのMB/sはメガバイト/秒です。例えば120Mbpsは、8で割ると15MB/sに相当します。ただし、単位換算だけから必要なカードを決めたり、すべてのV30カードで全撮影モードが動くと保証したりはできません。メーカーが示す条件と推奨品を優先します。
カメラ別に公式情報を確認する
Action 6は最大1TBのmicroSDとexFATに対応し、Lexar Professional SILVER PLUSとKingston CANVAS Go! PlusのU3・A2・V30対応品を容量別に掲載しています。両シリーズとも64GB・128GB・256GB・512GB・1TBが掲載範囲です。DJI公式推奨リスト
HERO13 Blackの公式セットアップ案内にはV30・UHS-3以上などの条件と推奨一覧への導線があります。通常モデルの案内はA2も記載しています。購入時はHERO13の公式案内とGoPro推奨カード一覧を確認してください。以下のGoPro欄は、推奨一覧の全文ではなく、公式販売ページで互換表示を確認した例です。
X6はUHS-I・V30以上・exFAT、最大1TBが条件です。公式FAQはUHS-II・UHS-IIIを使わないよう案内しているため、「V60やV90のほうが高性能だから安心」と単純に置き換えないでください。Insta360公式互換FAQ(X6を含むXシリーズ)
掲載を確認できたカードの例
| カメラ | カードと容量 | 照合する表記・根拠 |
|---|---|---|
| Osmo Action 6 | Lexar Professional SILVER PLUS 256GB | U3・A2・V30。DJI推奨リスト掲載 |
| Osmo Action 6 | Kingston CANVAS Go! Plus 256GB | U3・A2・V30。DJI推奨リスト掲載 |
| Insta360 X6 | SanDisk Extreme V30 A2 256GB | SDSQXA1-256G-ZN6MA。Insta360の動作確認一覧掲載 |
| HERO13 Black | SanDisk Extreme 128GB | GoPro掲載商品630-30960-000の対応機種にHERO13 Blackを記載 |
GoPro欄の出典は公式販売ページです。同じシリーズでも、別容量・別世代・型番末尾まで異なる製品を同一と扱わないでください。DJIがシリーズ名と容量で掲載している品についても、ここで未確認の細かなSKUを補ってはいません。
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SanDisk Extreme V30 A2 256GB(SDSQXA1-256G-ZN6MA)
Insta360のXシリーズ互換FAQ掲載型番。Amazonは型番検索で、別型番や容量も表示される場合があります。
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容量は「何時間撮るか」から考える
同じ256GBでも、解像度・フレームレート・圧縮方式・ビットレートで録画時間は変わります。例えば全体を120Mbpsで一定と仮定した単純計算なら、1時間で約54GBです。実際には可変ビットレートや管理領域などがあるため、これは容量の感覚をつかむための例で、特定機種の録画時間の保証ではありません。
長く撮るなら容量を増やすだけでなく、データを移せる頻度も考えましょう。毎日PCへコピーするのか、旅行中はカードに残すのかで必要量が変わります。予備カードを持つ場合も、同じカメラで使える型番・容量を選びます。
使い始める前には必要なデータをバックアップし、機種の案内に従ってフォーマットしてください。フォーマットは保存済みデータを消します。その後、実際に使う撮影設定で短く録画し、再生とPCへのコピーまで確かめておくと、本番前に問題を見つけやすくなります。Insta360のフォーマット手順
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