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3Dプリンターのデータの入手先とライセンス

· エンディ
3Dプリンターのデータの入手先とライセンス

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MakerWorldやPrintablesのような投稿サイトには、無料で印刷できるモデルが多く並んでいます。使える範囲はサイトではなく、モデルごとに付いたライセンスで決まります。

同じ無料モデルでも、自分用の印刷は自由で販売は不可、というものがあります。

ヒント

この記事の要点

  • 入手先: MakerWorld、Printables、Thingiverseなどの投稿サイト。ライセンスはサイトではなく、モデルごとに見る
  • 記号の読み方: BYは表示、NCは非営利、SAは同条件、NDは改変物の公開不可
  • 避けるもの: 銃や武器のデータは、作る・持つ以前に法律の問題になる

3Dモデルを使う前の流れ。探す、ライセンス表示を見る、売る・公開するなら条件を再確認

3Dモデルの入手先

Prusaの公式ヘルプが挙げる入手先は、Printables、Thingiverse、Pinshape、YouMagine、MyMiniFactory、Cults3Dです。

Bambu LabのMakerWorldは、Bambu Lab製プリンターとつないで使えるサイトです。

どのサイトでも、条件が書かれているのは各モデルのページのライセンス表示です。サイト側の規約は時期によって変わります。

サイト運営特徴
MakerWorldBambu LabBambu機と連携
PrintablesPrusa Research商用可のモデルもある
Thingiverse投稿サイトPrusaヘルプが紹介
Cults3D投稿サイトPrusaヘルプが紹介

個人で使う分には、MakerWorldはデータベース全体を無償のまま公開しているとBambu Labが説明しています。

Creative CommonsのBY・NC・SA・ND

投稿サイトでよく見るのが、Creative Commons(CC)ライセンスです。作者が使い方の条件を、記号で示す仕組みです。

Creative CommonsのBY、NC、SA、NDの4つの記号の意味

記号意味一言で
BY作者名などの表示が必要名前を出す
NC営利目的では使えない商売はだめ
SA改変物は同じ条件で公開同じ条件で渡す
ND改変した物は頒布できないいじって配るのは禁止

BYは、どのCCにも付いていることがほとんどです。CC公式では、BY-NCは複製と改変ができ、表示は必須で、営利目的は不可と説明されています。

ライセンス別 自分用の印刷と販売の可否

同じモデルでも、自分用に印刷するのと、作った物を売るのとでは扱いが変わります。下の表は代表的な組み合わせの一般的な目安です。

ライセンス自分用の印刷と改変作った物の販売
BY可(表示が必要)表示すれば可
BY-SA可(公開は同条件)同条件で可
BY-NC可(表示が必要)不可
BY-ND印刷可、改変物は公開不可改変せず表示すれば可
BY-NC-ND印刷可、改変物は公開不可不可

実物の販売が認められるかは、作者が追加の条件を書いていることもあります。販売する前に、そのモデルのページを必ず読んでください。

ライセンス別に自分用の印刷と改変、作った物の販売の可否を並べた表

印刷代行も営利目的になりうる

商用に当たるのは、完成品を売る場合だけではありません。CC-NCのデータを使って、お金をもらって印刷を代行するのも、営利目的になりえます。

Printablesでは、NCのモデルと商用可のモデルが混ざっています。モデルごとに条件が違うので、商用利用を考えるなら、最初から商用可のものを選ぶのが近道です。

MakerWorldには商用ライセンス会員制があります。作者が月額3ドルから300ドルの層を設定し、購入した人は印刷物を販売できる仕組みです(Bambu Labのブログ)。

データ自体の販売可否は、別の会員契約を確認してください。

キャラクターやロゴは著作権と商標の対象

アニメやゲームのキャラクター、企業のロゴは、データの形でも権利の対象です。

日本の著作権法30条では、個人的に、または家庭内に準ずる限られた範囲で使う目的なら、一定の例外を除いて複製できます。

つまり、自分の机に飾るだけなら成り立ちやすい一方で、SNSでの公開、譲渡、販売は別の話になります。販売や頒布には、権利者の許諾が必要になる場面が多いです。

ブランドの名前やロゴには、商標の問題もあります。

注意

キャラクターやブランドのデータは、公開や販売の前に、権利者が出している二次創作のガイドラインや利用規約を確認してください。

この記事は法律の助言ではありません。

銃や武器のデータは扱わない

3Dプリンターで銃を作ったり、持ったりするのは違法です。銃刀法3条は、法令に基づく例外を除いて、銃砲を所持してはならないと定めています。

武器等製造法も、銃砲を「武器」に含めて製造を規制しています。2014年には、神奈川県警が3Dプリンター製の拳銃の所持で、銃刀法違反の疑いで男性を逮捕したと報じられました。

警告

銃や武器の製造は禁止です。そのためのデータも、触れないでください。

公開や販売の前に確かめる3つのこと

TinkercadやFreeCADでデータを自作する

既存モデルのライセンスが用途に合わないときは、自分で作る手もあります。

いちばん手軽なのが、ブラウザで動くTinkercadです。Autodeskが無料で出していて、ブロックを組み合わせる方式なので、初めてでも触りやすいです。

ツール費用向く用途
Tinkercad無料最初の一歩
FreeCAD無料(OSS)寸法のある部品
Blender無料(OSS)フィギュアや彫刻

寸法の決まった実用品ならFreeCAD、造形物ならBlenderが向きます。ただし、どちらも覚えることが多めなので、最初はTinkercadで十分です。

データを自作する無料ツール。Tinkercad、FreeCAD、Blender

画像から作るAIのMeshy-6

画像やテキストから3Dモデルを作るAIサービスもあります。MakerWorldのMakerLabでは、画像から3Dモデルを作るMeshy-6が2026年3月に公開されました。

Meshyの公式ドキュメントによると、無料プランは月100クレジットで、生成物はCC BY 4.0で公開される扱いです。

無料プランでは作ったデータが公開されるので、人に見られて困るものには向きません。

Meshy-6の無料プランは月100クレジットで、生成物はCC BY 4.0

AIが作ったモデルは薄い部分や形の破綻が残りやすく、そのままだと印刷に失敗しがちです。スライサーで形を確かめてから印刷します。

MakerWorldと連携するBambu Lab機のうち、入門向けはA1 miniです。

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Bambu Lab A1 mini

造形サイズ180×180×180mmの入門機。公式ストアの価格は本体29,800円、AMS lite付きComboは49,800円(税込)。最新の価格・在庫はAmazonで確認してください。

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よくある質問

Q

ダウンロードしたモデルを印刷して友人にあげてもいいですか?

A

モデルのライセンス次第です。BYなら表示すれば可能で、NCは営利でなければ可能な場合が多いです。ただし、キャラクターものは権利者の許諾が必要になることがあります。

Q

商用利用不可のモデルを自分用に改変してもいいですか?

A

CC BY-NCは、複製と改変ができ、表示が必須で、営利目的が不可です。自分用の改変は認められますが、NDが付いている場合は、改変した物を公開できません。

Q

3Dプリンターで銃を作ると、どうなりますか?

A

銃刀法3条は、法令に基づく例外を除いて銃砲の所持を禁じています。武器等製造法でも製造が規制されています。

2014年には、3Dプリンター製の拳銃の所持で逮捕された事例が報じられました。

公式リンク

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