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高級コンパクトといえば、これまでは1.0型センサーの小型機か、単焦点のX100VIが定番でした。ズームで使えて、センサーも大きい機種は意外と見つかりません。
2026年6月18日に発売されたLUMIX L10は、その間を埋める1台です。4/3型センサーに24-75mm相当のF1.7-2.8ズームを組み合わせ、重さは約508gです。
情報
この記事の結論
- 発売時期: 2026年6月(6月18日発売)
- 向く人: レンズ交換なしで、大きめのセンサーとズームをまとめて持ち歩きたい人
- 決め手: 4/3型センサー、F1.7-2.8の24-75mm相当ズーム、ファインダー付きで約508g
- 価格帯: メーカー希望小売価格はオープン価格

LUMIX L10の主な仕様
表の数字は、パナソニック公式の仕様ページによるものです。価格はオープン価格で、店ごとに変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年6月18日 |
| センサー | 4/3型 裏面照射型CMOS、有効約2040万画素 |
| レンズ | 10.9-34mm(35mm判換算24-75mm) F1.7-2.8 |
| ファインダー | 0.39型 有機EL、倍率約0.74倍 |
| 連写 | メカシャッター11コマ/秒、電子シャッター最大30コマ/秒 |
| 動画 | 5.6K/60p、4K/120p(いずれも10bit) |
| 重量 | 約508g(電池・カード含む)、本体のみ約425g |
ファインダーをのぞいて構図を決められるのは、スマホにない点です。
背面の3.0型液晶はタッチ式で、向きを自由に変えられます。縦位置撮影に合わせた表示にも対応しました。

画像出典:パナソニック公式

向く人と向かない人
メリット
- 4/3型センサーにF1.7-2.8の24-75mm相当ズーム
- 0.39型OLEDファインダーと3.0型タッチ液晶
- 5.6K/60pなど10bitの動画記録
- 最短撮影距離はワイド端で3cm
デメリット
- 手ブレ補正はレンズ駆動の2軸
- 防塵防滴の記載がなく、HDMI端子もない
- 撮影可能枚数は約420枚(モニター時)
- 受注の一時停止が案内された時期がある
X100VIとの違いはレンズとセンサー
同じ高級コンパクトで比べられやすいのが、富士フイルム X100VI です。こちらはAPS-Cの約4020万画素に、35mm相当F2の単焦点を組み合わせます。
LUMIX L10、X100VI、RX100VIIの比較
横にスクロールして比較できます →
| | FUJIFILM X100VI | Sony Cyber-shot RX100 VII (DSC-RX100M7) | |
|---|---|---|---|
| 発売日 | ◎ 2026/06/18 | 2024/03/28 | 2019/08/30 |
| 発売時価格 | オープン価格 | — | オープン価格(発売時) |
| メーカー | パナソニック | 富士フイルム | ソニー |
| 型番 | DC-L10 | X100VI | DSC-RX100M7 |
| レンズマウント | レンズ一体型 | レンズ一体型 | レンズ一体型 |
| 焦点距離(35mm換算) | 10.9mm~34mm(35mm判換算24mm~75mm)F1.7-2.8 | — | f=9.0-72mm F2.8-4.5 光学8倍ズーム(35mm判換算24-200mm) |
| 画素数 | 有効 約2,040万画素 | 約4020万画素 | 有効 約2010万画素 |
| センサーサイズ | 4/3型 裏面照射型(BSI)CMOS | APS-C(23.5×15.7mm)X-Trans CMOS 5 HR | 1.0型(13.2×8.8mm)Exmor RS CMOS |
| ISO | 静止画 AUTO/50(拡張)/100~25600 | ISO125〜12800(拡張ISO64〜51200) | ISO100-12800(拡張ISO64/80) |
| 連写性能 | メカシャッター 11コマ/秒(AFS/MF時)、電子シャッター最大30コマ/秒 | 最高約20コマ/秒(電子シャッター、1.29xクロップ) | 最高約20コマ/秒(ブラックアウトフリー) |
| シャッタースピード | メカ 60~1/2000秒、電子 60~1/32000秒 | — | — |
| 記録フォーマット | JPEG/RAW/HEIF | — | — |
| 液晶モニタ | 3.0型(3:2)静電容量式タッチパネル液晶 | 3.0型 チルト式タッチパネル 約162万ドット | 3.0型 約92万ドット チルト式(上約180°・下約90°) |
| ファインダー形式 | 0.39型 有機EL(OLED) ライブビューファインダー | ハイブリッドビューファインダー(OVF:電子式ブライトフレーム、倍率約0.52倍 / EVF:0.5型有機EL 約369万ドット) | 0.39型 OLED 約236万ドット |
| バッテリータイプ | DMW-BLK22 | NP-W126S | NP-BX1 |
| 記録メディア | SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I/UHS-II対応) | SD / SDHC / SDXC(UHS-I) | SDXC/SDHC、メモリースティック |
| 手ブレ補正機構 | レンズ駆動方式 2軸 POWER O.I.S.、動画電子補正 | センサーシフト方式5軸補正(最大6.0段) | 光学式(動画はインテリジェントアクティブモード対応) |
| タッチパネル | 対応 | — | — |
| インターフェース | USB Type-C(USB 10Gbps)、外部マイク入力(3.5mm) | USB Type-C(USB 10Gbps)/ HDMIマイクロ(Type D)/ 2.5mmマイク・リモートレリーズ兼用 | マルチ/マイクロUSB、HDMIマイクロ、マイク端子(3.5mm) |
| AFセンサー測距点 | 像面位相差AF 最大779点/コントラストAF 最大315点 | — | — |
| 動画ファイル形式 | MP4/MP4(Lite)/MOV | — | XAVC S/AVCHD |
| 映像圧縮方式 | H.264/MPEG-4 AVC、H.265/HEVC | — | — |
| Wi-Fi | 2.4GHz IEEE 802.11b/g/n、5GHz IEEE 802.11a/n/ac | — | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz) |
| Bluetooth | v5.0(BLE) | — | — |
| 本体サイズ | 約127.1×73.9×66.9mm | 128.0×74.8×55.3mm | 101.6×58.1×42.8mm |
| 重量 (g) | 508 | 521 | 302 |
| その他 | 約508g(バッテリー・SDカード含む)、静止画撮影可能枚数約420枚(モニター時・DMW-BLK22使用時)、USB充電・給電対応 | — | 重量はバッテリー・メモリーカードを含む(公式仕様表) |
| 動画記録画素数 | 5.6K/60p(10bit)、C4K/4K 120p(10bit) | 6.2K/30p | 4K(3840×2160)30p/24p |
| 防塵・防滴 | 防塵防滴の記載なし | — | — |
| センサー | — | APS-C 4020万画素 X-Trans CMOS 5 HR | — |
| レンズ | — | f=23mm(35mm判換算約35mm相当)F2.0 | — |
| 購入 |
◎ は選んだ中で最も優れた値(価格は最安、発売日は最新)。併記や範囲の値には付けていません。
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
画素数はX100VIが約4020万で、L10の約2040万の2倍です。一方でL10は焦点距離を24-75mmの範囲で変えられ、被写体に3cmまで寄れます。
重さは約508gと約521gで、ほぼ同じです。広角から中望遠まで1台で撮りたいか、1本の画角を使い込みたいかが分かれ目になります。

RX100VIIは1.0型センサーで約302g、24-200mm相当のF2.8-4.5です。ファインダー付きで軽い反面、レンズはL10ほど明るくありません。
色づくりとスマホ連携
フォトスタイルには、フィルムのような色を出す「L.クラシック」と「L.クラシックゴールド」が新しく加わりました。好みの色設定を読み込む「リアルタイムLUT」にも対応します。
専用アプリ「LUMIX Lab」では、スマホの写真を選ぶとAIが色設定を作る「Magic LUT」が使えます。USBケーブルでのデータ転送や、アプリ上でのRAW編集もできます。
色の設定をカメラ側で作り込まなくても、スマホで選んだ写真の雰囲気をLUTとして取り込めます。
手ブレ補正は2軸のレンズ駆動
L10の手ブレ補正は、レンズを動かす2軸方式です。X100VIはセンサーシフトの5軸で、最大6.0段とされています。
動画には電子補正も用意されています。ただし、記録フレームレートが100p以上のときは使えません。4K/120pを手持ちで撮る場合は、レンズ側の2軸補正だけになります。
防塵防滴なしとHDMI端子なし
仕様表では、防塵防滴は「ー」、HDMI端子とヘッドホン出力も「ー」です。内蔵フラッシュもなく、外付けはホットシューに付ける形になります。
外部マイクは3.5mm端子で、USB Type-CからはUSB充電と給電ができます。
雨の日の屋外撮影や、外部モニター・レコーダーへの出力が必要な使い方には向きません。
受注の一時停止は公式で確認
パナソニックは2026年6月17日、想定を上回る予約のため、DC-L10の新規受注を一時停止すると案内しました。安定供給の見通しが立ち次第、再開するとしています。
この記事の時点の受注状況は確認できていません。買う前に、パナソニック公式ページの案内をご確認ください。
パナソニック内ではTX3とTZ99が近い
同じパナソニックのレンズ一体型で比べるなら、1.0型センサーのTX3と、光学30倍のTZ99があります。
LUMIX L10、TX3、TZ99の比較
横にスクロールして比較できます →
| | | | |
|---|---|---|---|
| 発売日 | ◎ 2026/06/18 | — | 2025/02/20 |
| 発売時価格 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
| メーカー | パナソニック | パナソニック | パナソニック |
| 型番 | DC-L10 | DC-TX3 | DC-TZ99 |
| レンズマウント | レンズ一体型 | レンズ一体型 | レンズ一体型 |
| 焦点距離(35mm換算) | 10.9mm~34mm(35mm判換算24mm~75mm)F1.7-2.8 | — | — |
| 画素数 | 有効 約2,040万画素 | 約2010万画素 | 約2030万画素 |
| センサーサイズ | 4/3型 裏面照射型(BSI)CMOS | 1.0型 裏面照射型CMOS | 1/2.3型 高感度MOS |
| ISO | 静止画 AUTO/50(拡張)/100~25600 | — | — |
| 連写性能 | メカシャッター 11コマ/秒(AFS/MF時)、電子シャッター最大30コマ/秒 | — | — |
| シャッタースピード | メカ 60~1/2000秒、電子 60~1/32000秒 | — | — |
| 記録フォーマット | JPEG/RAW/HEIF | — | — |
| 液晶モニタ | 3.0型(3:2)静電容量式タッチパネル液晶 | — | — |
| ファインダー形式 | 0.39型 有機EL(OLED) ライブビューファインダー | — | — |
| バッテリータイプ | DMW-BLK22 | — | — |
| 記録メディア | SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I/UHS-II対応) | — | — |
| 手ブレ補正機構 | レンズ駆動方式 2軸 POWER O.I.S.、動画電子補正 | 光学式手ブレ補正 | 光学式手ブレ補正 |
| タッチパネル | 対応 | — | — |
| インターフェース | USB Type-C(USB 10Gbps)、外部マイク入力(3.5mm) | — | — |
| AFセンサー測距点 | 像面位相差AF 最大779点/コントラストAF 最大315点 | — | — |
| 動画ファイル形式 | MP4/MP4(Lite)/MOV | — | — |
| 映像圧縮方式 | H.264/MPEG-4 AVC、H.265/HEVC | — | — |
| Wi-Fi | 2.4GHz IEEE 802.11b/g/n、5GHz IEEE 802.11a/n/ac | — | — |
| Bluetooth | v5.0(BLE) | — | — |
| 本体サイズ | 約127.1×73.9×66.9mm | — | — |
| 重量 (g) | 508 | 337 | 322 |
| その他 | 約508g(バッテリー・SDカード含む)、静止画撮影可能枚数約420枚(モニター時・DMW-BLK22使用時)、USB充電・給電対応 | — | — |
| 動画記録画素数 | 5.6K/60p(10bit)、C4K/4K 120p(10bit) | 4K 30p | 4K 30p |
| 防塵・防滴 | 防塵防滴の記載なし | — | — |
| 購入 |
◎ は選んだ中で最も優れた値(価格は最安、発売日は最新)。併記や範囲の値には付けていません。
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
L10は4/3型センサーで、TX3の1.0型より大きい作りです。TZ99は1/2.3型で、ズーム倍率を優先した旅行向けです。
ほかのコンパクトとの比較は、次の記事も参考になります。
L10を選ぶ前のチェックリスト
- ズームの24-75mm相当で、撮りたい画角がまかなえる
- 手ブレ補正が2軸のレンズ駆動で足りる
- 防塵防滴とHDMI端子がなくても困らない
- 約420枚(モニター時)の撮影枚数で、予備バッテリーを用意できる
- 公式ページで、現在の受注状況を確認した
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パナソニック LUMIX DC-L10
4/3型センサーとLEICA DC VARIO-SUMMILUX 24-75mm F1.7-2.8を一体化。約508g、5.6K/60p動画に対応。
Amazonで見るよくある質問
LUMIX L10はレンズ交換できますか?
できません。レンズ一体型で、LEICA DC VARIO-SUMMILUX 24-75mm相当 F1.7-2.8が固定されています。
L10の価格はいくらですか?
メーカー希望小売価格はオープン価格です。販売店ごとに異なるため、購入時に公式ストアや店頭で確認してください。
L10の動画はどこまで撮れますか?
公式の動画記録モード一覧では、5.6K/60pと4K/120pがいずれも10bitで記録できます。HDMI出力はありません。
画角の自由度か、画素数と補正か
- 24-75mm相当のズームと小ささを取る人は、LUMIX L10
- 約4020万画素と5軸補正、35mm相当の単焦点を取る人は、X100VI
- 軽さとズーム倍率を重く見る人は、RX100VIIやTX3
受注を一時停止した経緯があるため、在庫の有無は販売店とメーカー公式で確認してください。
