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富士フイルムのXシリーズは、ボディが似た見た目でも中身がかなり違います。同じ約2610万画素でも、ボディ内手ブレ補正のある機種とない機種があります。
重さは355gから660gまで開きます。
迷ったら、まず「何を撮るか」と「どれだけ軽くしたいか」で絞るのが近道です。公式の仕様から、同じ富士フイルムの中でケース別にどれを選ぶかを数字で並べました。
情報
この記事の結論(ボディの価格はすべてオープン価格)
- 初めて・軽さ優先: X-M5(355g)。ファインダーが欲しければ X-T30 III(378g)
- ダイヤル操作と高画素: X-T50(438g、約4020万画素、補正7.0段)
- 動画・Vlog: X-S20(約491g、バリアングル)
- 動きもの: X-H2S(電子シャッターで最高約40コマ/秒)
- 街歩き・小さく: X-E5(445g)、一体型なら X100VI(521g)か X half(240g)
- 最高画質: GFX100S II(883g、約1億200万画素)

初めての1台、軽さ優先ならX-M5
X-M5は2024年11月発売で、重さは355g(バッテリー、SDカード込み)です。約2610万画素、6.2K/30pの動画まで撮れます。
弱点は2つです。ボディ内手ブレ補正と、ファインダーがありません。背面液晶だけで撮る前提になります。
ファインダーが欲しいなら、2025年11月発売の X-T30 III(378g)が同じ約2610万画素で、0.39型236万ドットのファインダーを備えます。
こちらも手ブレ補正はありません。
2機種の外形寸法を、実寸の箱で並べます。
X-M5とX-T30 IIIの本体を実寸で比べる
ボタンを押すと、ドラッグで回転、ピンチやホイールで拡大できます。矢印キーで回転、プラスとマイナスで拡大。Escで操作を終えます。ページのスクロールは、操作を始めるまで妨げません。
| 名称 | 幅mm | 奥行mm | 高さmm |
|---|---|---|---|
| X-M5 | 111.9 | 38 | 66.6 |
| X-T30 III | 118.4 | 46.8 | 82.8 |
| スマートフォン(目安) | 150 | 72 | 8 |
外形寸法の直方体表示。実際の形状とは異なります。製品の寸法はメーカー公式の記載値、「目安」は一般的な大きさです。床の格子は50mm間隔。「重ねて比べる」では幅の中心と手前の端を揃えて重ねます。
メリット
- 355gで、現行のレンズ交換式ボディでは最軽量
- 約2610万画素、6.2K/30pの動画に対応
デメリット
- ボディ内手ブレ補正がない
- ファインダーがない(背面液晶のみ)
ダイヤル操作と高画素ならX-T50かX-T5
X-T50は2024年6月発売で、438gです。約4020万画素にボディ内5軸手ブレ補正(7.0段)を載せています。X-M5との差は画素数で約1400万、重さで83gです。

画像出典:富士フイルム 公式
同じ4020万画素でも、グリップとファインダーを重視するなら X-T5(557g)です。ファインダーは0.5型369万ドットで、X-T50の236万ドットより細かい仕様です。
メカシャッターで約15コマ/秒も出ます。
動画・VlogならX-S20
X-S20は2023年6月発売で、約491gです。約2610万画素のセンサーに、5軸7.0段のボディ内手ブレ補正、バリアングル液晶を組み合わせています。動画は6.2K/30pです。
自分を撮る使い方なら、まずこの機種が候補です。X-M5(355g)は軽い反面、補正がないぶん手ブレを抑えにくくなります。
さらに本格的に撮るなら X-H2S(4K/120p、CFexpress対応)、高解像で撮るなら X-H2(8K/30p)です。
どちらも約660gで、X-S20より約170g重くなります。
動きものならX-H2S
X-H2Sは積層センサー(約2616万画素)で、電子シャッターなら最高約40コマ/秒です。メカシャッターでも約15コマ/秒で、X-T5と同じ速さです。
スポーツや鳥のように、決定的瞬間が短い被写体向けです。重さは約660gで、軽さは期待できません。
街歩き・小さく持ち歩くならX-E5
X-E5は2025年8月発売で、445gです。約4020万画素と、ボディ内5軸手ブレ補正(中央7.0段、周辺6.0段)を載せています。
X-T50(438g)とほぼ同じ重さで、画素数も同じです。
もっと小さくしたいなら、レンズ一体型のX100VIとX half、GFX100RFが候補になります。
レンズ一体型 X100VI・X half・GFX100RF
3機種ともレンズ交換はできません。そのぶん、レンズ込みの形で持ち歩けます。
| 機種 | 画角と重さ | 特徴 |
|---|---|---|
| X100VI | 換算約35mm F2、521g | 約4020万画素、補正6.0段 |
| X half | 換算約32mm F2.8、240g | 1インチ約1774万画素 |
| GFX100RF | 換算約28mm F4、735g | 約1億200万画素、補正なし |
X100VIは2024年3月発売で、光学ファインダーと電子ファインダーを切り替えられます。X halfは240gで、動画はフルHDまでです。
GFX100RFは、後述するラージフォーマットの画質を一体型で持ち歩く機種です。ボディ内の手ブレ補正はなく、動画のみ電子防振があります。
X100VI、X half、GFX100RFの比較
横にスクロールして比較できます →
FUJIFILM X100VI | | FUJIFILM GFX100RF | |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2024/03/28 | ◎ 2025/06/26 | 2025/04/10 |
| 参考価格(通貨・時点・条件を併記) | — | オープン価格(メーカー希望小売価格の設定なし) | オープン価格(メーカー希望小売価格の設定なし) |
| メーカー | 富士フイルム | 富士フイルム | 富士フイルム |
| センサー | APS-C 4020万画素 X-Trans CMOS 5 HR | — | — |
| レンズ | f=23mm(35mm判換算約35mm相当)F2.0 | f=10.8mm(35mm判換算約32mm相当)F2.8 | — |
| 手ブレ補正機構 | センサーシフト方式5軸補正(最大6.0段) | なし(ボディ内手ブレ補正非搭載) | 電子防振(動画のみ) |
| 型番 | X100VI | X half(FUJIFILM X-HF1) | GFX100RF |
| レンズマウント | レンズ一体型 | レンズ一体型 | レンズ一体型 |
| 画素数 | 約4020万画素 | 約1774万画素 | 有効 約1億200万画素 |
| センサーサイズ | APS-C(23.5×15.7mm)X-Trans CMOS 5 HR | 1インチ(13.3×8.8mm) | 43.8mm×32.9mm GFX 102MP CMOS II |
| ISO | ISO125〜12800(拡張ISO64〜51200) | ISO200〜12800 | ISO80~12800(拡張ISO40~102400) |
| 連写性能 | 最高約20コマ/秒(電子シャッター、1.29xクロップ) | — | — |
| 液晶モニタ | 3.0型 チルト式タッチパネル 約162万ドット | 2.4型 タッチパネル 約92万ドット | 3.15型チルト式タッチパネル 約210万ドット(3:2) |
| ファインダー形式 | ハイブリッドビューファインダー(OVF:電子式ブライトフレーム、倍率約0.52倍 / EVF:0.5型有機EL 約369万ドット) | 逆ガリレオ式光学ファインダー(倍率約0.38倍、視野率約90%) | 0.5型有機EL 約576万ドット |
| バッテリータイプ | NP-W126S | NP-W126S | NP-W235 |
| 記録メディア | SD / SDHC / SDXC(UHS-I) | SD / SDHC / SDXC(UHS-I) | SD/SDHC/SDXC(UHS-I/II、V90対応)、SSD |
| インターフェース | USB Type-C(USB 10Gbps)/ HDMIマイクロ(Type D)/ 2.5mmマイク・リモートレリーズ兼用 | USB Type-C(USB2.0)/ コールドシュー | USB Type-C(USB 10Gbps)、HDMIマイクロ(Type D)、マイク/リモートレリーズ兼用ミニジャック、ヘッドホンミニジャック、ホットシュー |
| 動画記録画素数 | 6.2K/30p | フルHD | DCI4K/4K/FHD(4K最大29.97p) |
| 本体サイズ | 128.0×74.8×55.3mm | 105.8×64.3×45.8mm | 幅133.5×高さ90.4×奥行76.5mm |
| 重量 (g) | 521 | 240 | 735 |
| 焦点距離(35mm換算) | — | — | f=35mm(35mm判換算約28mm相当)F4 フジノン単焦点 |
| シャッタースピード | — | — | メカ 60分~1/4000秒、電子 60分~1/16000秒(レンズシャッター方式) |
| 記録フォーマット | — | — | JPEG/HEIF/RAW(14bit/16bit)/TIFF |
| タッチパネル | — | — | 対応 |
| 動画ファイル形式 | — | — | MOV/MP4 |
| 映像圧縮方式 | — | — | Apple ProRes 422 HQ/422/422 LT、H.265、H.264 |
| Wi-Fi | — | — | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | — | — | Ver.4.2(BLE) |
| その他 | — | — | NDフィルター(4段分)内蔵、約735g(バッテリー・メモリーカード含む)、静止画撮影可能枚数約820枚 |
| 購入 |
◎ は選んだ中で最も優れた値(価格は最安、発売日は最新)。併記や範囲の値には付けていません。
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
最高画質ならGFX100S II
GFXシリーズのセンサーは43.8×32.9mmで、約1億200万画素です。GFX100S II(883g)はボディ内5軸手ブレ補正が8.0段あります。
さらにファインダー944万ドットと8K動画が欲しければ GFX100 II(948g)です。重さの差は65gなので、機能で選ぶ形になります。
レンズも別の規模です。標準ズームの GF32-64mmF4 R LM WR は、公式の希望小売価格で402,050円です(2026年11月時点の表示)。
X-M5、X-T30 III、X-T50、X-S20のスペック比較
X-M5、X-T30 III、X-T50、X-S20の比較
横にスクロールして比較できます →
| | FUJIFILM X-T30 III | FUJIFILM X-T50 | FUJIFILM X-S20 | |
|---|---|---|---|---|
| 発売日 | 2024/11/28 | ◎ 2025/11/28 | 2024/06/28 | 2023/06/29 |
| 参考価格(通貨・時点・条件を併記) | オープン価格(メーカー希望小売価格の設定なし) | オープン価格(メーカー希望小売価格の設定なし) | オープン価格(メーカー希望小売価格の設定なし) | 約180,000円 (XC15-45レンズキット)(定価(税込)) |
| メーカー | 富士フイルム | 富士フイルム | 富士フイルム | 富士フイルム |
| 型番 | X-M5 | X-T30 III | X-T50 | X-S20 |
| センサーサイズ | APS-C X-Trans CMOS 4 | APS-C(23.5×15.6mm)X-Trans CMOS 4 | APS-C(23.5×15.7mm)X-Trans CMOS 5 HR | APS-C (X-Trans CMOS 4) |
| 画素数 | 有効約2610万画素 | 約2610万画素 | ◎ 約4020万画素 | 2610万画素 |
| 動画記録画素数 | 6.2K / 30P | 6.2K/30p | 6.2K/30p、4K/60p、フルHD/240p | 6.2K30p / 4K60p / フルHD240p |
| 重量 (g) | 355 | 378 | 438 | 約491 (バッテリー含む) |
| レンズマウント | FUJIFILM Xマウント | FUJIFILM Xマウント | FUJIFILM Xマウント | Xマウント |
| ISO | ISO160〜12800(拡張ISO80〜51200) | ISO160〜12800(拡張ISO80〜51200) | ISO125〜12800(拡張ISO64〜51200) | ISO160-12800 (拡張80-51200) |
| 連写性能 | 最高約30コマ/秒(電子シャッター、1.25xクロップ) | 最高約30コマ/秒(電子シャッター、1.25xクロップ) | 最高約8.0コマ/秒(メカニカル)/ 最高約20コマ/秒(電子シャッター、1.29xクロップ) | 最大約20コマ/秒 (電子シャッター) |
| 液晶モニタ | バリアングル式タッチパネル 約104万ドット | 3.0型 チルト式タッチパネル 約162万ドット | 3.0型 チルト式タッチパネル 約184万ドット | 3.0型バリアングル 約184万ドット |
| ファインダー形式 | なし(EVF非搭載) | 0.39型有機EL 約236万ドット | 0.39型有機EL 約236万ドット(倍率0.62倍) | 0.39型 OLED 約236万ドット |
| バッテリータイプ | NP-W126S | NP-W126S | NP-W126S | NP-W235 (約750枚撮影可能) |
| 記録メディア | SD / SDHC / SDXC(UHS-I) | SD / SDHC / SDXC(UHS-I) | SD / SDHC / SDXC(UHS-II、V90対応) | SD (UHS-II) |
| 手ブレ補正機構 | なし(ボディ内手ブレ補正非搭載) | なし(ボディ内手ブレ補正非搭載) | センサーシフト方式5軸補正(最大7.0段) | ボディ内5軸・最大7.0段 |
| インターフェース | USB Type-C(USB 10Gbps)/ HDMIマイクロ(Type D)/ 3.5mmマイク / 3.5mmヘッドホン | USB Type-C(USB 10Gbps)/ HDMIマイクロ(Type D)/ 2.5mmマイク・リモートレリーズ兼用 | USB Type-C(USB3.2 Gen2x1)/ HDMIマイクロ(Type D)/ 3.5mmマイク・リモートレリーズ兼用 | — |
| 本体サイズ | 111.9×66.6×38.0mm | 118.4×82.8×46.8mm | 123.8×84×48.8mm | 127.7×85.1×65.4mm |
| Bluetooth | — | — | Bluetooth Ver.4.2(Bluetooth low energy) | あり |
| Wi-Fi | — | — | IEEE802.11a/b/g/n/ac | あり |
| シャッタースピード | — | — | — | メカ1/4000〜900秒・電子最速1/32000秒 |
| 記録フォーマット | — | — | — | JPEG / HEIF / RAW |
| スロット | — | — | — | 1 |
| 防塵・防滴 | — | — | — | なし |
| タッチパネル | — | — | — | あり |
| AFセンサー測距点 | — | — | — | 425点・被写体検出AF (動物・鳥・車など) |
| 動画ファイル形式 | — | — | — | MOV / MP4 |
| 映像圧縮方式 | — | — | — | H.265 / H.264 (F-Log2対応) |
| カラー | — | — | — | ブラック |
| その他 | — | — | — | Vlogモード搭載、フィルムシミュレーション19種 |
| 購入 |
◎ は選んだ中で最も優れた値(価格は最安、発売日は最新)。併記や範囲の値には付けていません。
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。

フルサイズを探すなら他社の記事へ
富士フイルムのXシリーズはAPS-Cセンサーです。フルサイズのミラーレスがほしい場合は、ほかのメーカーの選び方記事で機種を見比べられます。
補正・ファインダー・重さ・レンズの確認項目
- 手ブレ補正が必要か(X-M5、X-T30 IIIにはない)
- ファインダーが必要か(X-M5にはない)
- 重さを何gまで許せるか(355gから660gまで差がある)
- 一体型にするなら、焦点距離(換算約28mm、32mm、35mm)が使い道に合うか
- 最初に買うレンズ(標準ズームなら XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR は希望小売価格121,000円)
よくある質問
価格はいくらですか?
公式の価格は、ボディがすべてオープン価格です。希望小売価格の設定がなく、販売店ごとに変わります。最新の価格・在庫は販売店で確認してください。
X-M5とX-T30 IIIはどちらがいいですか?
ファインダーの有無で決まります。X-T30 IIIは378gで、236万ドットのファインダーがあり、X-M5は355gでファインダーがありません。画素数は同じ約2610万です。
手ブレ補正があるのはどの機種ですか?
X-E5、X-T50、X-S20、X-T5、X-H2、X-H2S、X100VI、GFX100S II、GFX100 IIにあります。
X-M5、X-T30 III、X-Pro3、X half、GFX100RFにはありません。
用途別の候補機種
- 軽さと入りやすさ: X-M5。ファインダーが要るなら X-T30 III
- 補正付きで4020万画素: X-T50。グリップとファインダー重視なら X-T5
- 動画: X-S20。さらに上は X-H2S、X-H2
- 動きもの: X-H2S
- 小さく持ち歩く: X-E5、X100VI、X half
- 最高画質: GFX100S II、一体型なら GFX100RF


