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ニコンのミラーレスを買うと、標準ズームのキットレンズが付いてきます。次に何を足すかを調べ始めると、Zマウントのレンズは公式一覧だけでも50本近く並び、名前の読み方から迷います。
FX用とDX用の違い、f値の数字、重さ。選ぶ軸は多くありません。この記事では、最初の1本と2本目に絞って、公式の仕様表の数字で比べます。
情報
この記事の結論
- 最初の1本(フルサイズ機): NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1。約350g、2026年1月30日発売
- 背景をぼかす単焦点: NIKKOR Z 40mm f/2(約170g)。もう少し明るいなら 50mm f/1.8 S(約415g)
- 望遠: NIKKOR Z 70-180mm f/2.8(約795g)。軽さ優先なら DX用 50-250mm(約405g)
- 広角: NIKKOR Z 14-30mm f/4 S(約485g、フィルター径82mm)
- DX機(Z50IIなど): Z DX 16-50mm(約135g)から始める

価格は全てオープン価格です。この記事では数字を書かず、最新の価格は販売店かニコンダイレクトで確認してください。
FX用とDX用の違い
Zマウントのレンズには、フルサイズ(FX)用とAPS-C(DX)用があります。名前に DX と付くのがDX用で、付いていなければFX用です。
DX機にFXレンズを付けると、画角は焦点距離の約1.5倍相当になります。DXレンズの表記も同じ考え方です。
同じレンズでもセンサーで写る範囲が変わる
50mmのレンズを付けたとき、それぞれのセンサーに写る範囲。枠の大きさはセンサーの実寸比です。
- FX 50mmそのまま 35.9×23.9mm
- DX 約75mm相当 23.5×15.7mm
サイズを押すとその範囲に切り替わります(もう一度押すと全体)。
公式ページでは、Z DX 16-50mm が24-75mm相当、Z DX 50-250mm が75-375mm相当とされています。
| 組み合わせ | 画角 | 向く機種 |
|---|---|---|
| FXレンズ+FX機 | 表記どおり | Z5II、Z6IIIなど |
| FXレンズ+DX機 | 約1.5倍相当 | Z50II、Z30など |
| DXレンズ+DX機 | 約1.5倍相当 | Z50II、Z30など |
| DXレンズ+FX機 | DXの範囲に切替 | フルサイズ機 |
DXレンズはFXレンズより小さく軽く作られています。フルサイズ機でも使えますが、撮れる範囲がDXサイズになるため、フルサイズ機を買った人はFX用を選ぶのが基本です。
最初の1本は標準ズーム
FX機の最初の1本は、24mmあたりから100mm前後までを1本でカバーする標準ズームが使いやすい範囲です。旅行、スナップ、家族写真まで、レンズを替えずに撮れます。
公式の仕様表で、候補を並べるとこうなります。
| レンズ | 重さ | フィルター径 |
|---|---|---|
| Z 24-50mm f/4-6.3 | 約195g | 52mm |
| Z 24-105mm f/4-7.1 | 約350g | 67mm |
| Z 24-70mm f/4 S | 約500g | 72mm |
| Z 24-120mm f/4 S | 約630g | 77mm |
軽さと広いズーム域のバランスは、24-105mmです。24-50mm時の最短撮影距離が0.2mで、テーブルフォトのように近づく撮り方もできます。
ズーム全域でf/4が続くのは、24-70mm f/4 S と 24-120mm f/4 S です。
24-105mmは望遠側でf/7.1まで暗くなるため、暗い室内の望遠側では差が出ます。
2本目は目的で選ぶ
2本目は、標準ズームで足りなかった場面から選びます。足りないのが遠さなら望遠、背景のぼけなら単焦点、広さなら広角です。
焦点距離で写る範囲が変わる
フルサイズで撮ったときの範囲。数字が大きいほど狭く、遠くが大きく写ります。
- 16mm 超広角 DX機なら約24mm相当
- 24mm 広角 DX機なら約36mm相当
- 50mm 標準 DX機なら約75mm相当
- 85mm 中望遠 DX機なら約128mm相当
- 200mm 望遠 DX機なら約300mm相当
焦点距離を押すとその範囲に切り替わります(もう一度押すと全体)。
DX機に同じレンズを付けると、写る範囲は約1.5倍の焦点距離と同じになります。
望遠ズームで遠くを撮る
運動会や動物園のような場面では、望遠が要ります。FX用で扱いやすいのは Z 70-180mm f/2.8 です。全域f/2.8で、重さは約795gです。
最短撮影距離は70mm時に0.27mです。
遠さを優先するなら、Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S(約1435g、三脚座を含む)があります。
レンズ内手ブレ補正は5.5段(CIPA規格)ですが、重さは標準ズームの数倍です。
DX機なら Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR が約405gです。レンズ内手ブレ補正は5.0段で、75-375mm相当になります。

画像出典:ニコン公式
単焦点で背景をぼかす
単焦点は、ズームできない代わりに小さく明るいレンズです。Z 40mm f/2 は約170g、フィルター径52mmで、キットレンズより軽く持ち出せます。
もう少し大きなぼけを狙うなら Z 50mm f/1.8 S(約415g)、広めの35mmなら Z 35mm f/1.8 S(約370g)です。どちらもフィルター径は62mmです。

画像出典:ニコン公式
広角で風景を広く撮る
風景や室内を広く入れたいなら、Z 14-30mm f/4 S です。2019年4月19日発売で、約485g、最短撮影距離は0.28mです。
注意点はフィルター径が82mmあることです。保護フィルターやNDフィルターを買うと、標準ズームの67mmとは別に用意する必要があります。
DX機なら、Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR が約205g、最短撮影距離0.19mで、軽く広さを足せます。
用途別のレンズ早見表
| 用途 | 選ぶ1本 | 重さ |
|---|---|---|
| 旅行・日常 | Z 24-105mm f/4-7.1 | 約350g |
| スナップ・料理 | Z 40mm f/2 | 約170g |
| ポートレート | Z 50mm f/1.8 S | 約415g |
| 運動会・動物 | Z 70-180mm f/2.8 | 約795g |
| 風景・室内 | Z 14-30mm f/4 S | 約485g |
| DX機の最初 | Z DX 16-50mm | 約135g |

買う前に確認したいこと
- 手持ちの機種がFX機かDX機か。FX機ならFX用を選ぶ
- 重さは、ボディと合わせて1日持ち歩ける範囲か
- フィルター径は何mmか。保護フィルターを買い足す前提で見る
- レンズ内の手ブレ補正があるか。DX機のZ50IIはボディ内補正がなく、レンズ側の補正だけが頼り
- 最短撮影距離は、近づいて撮りたい被写体に足りるか
Z50IIはボディ内手ブレ補正がない機種です。DXレンズの16-50mm(4.5段)と50-250mm(5.0段)はレンズ内補正を備えているので、組み合わせとして噛み合います。
最新の価格・在庫はAmazonや販売店で確認してください。
よくある質問
DXレンズはフルサイズ機でも使えますか?
使えますが、撮れる範囲がDXサイズになります。フルサイズ機を使うなら、FX用を選ぶのが基本です。
Zマウントのレンズは価格がわかりますか?
ニコンの公式ページでは、記事に取り上げたレンズはオープン価格です。価格は販売店やニコンダイレクトで確認してください。
1本だけ買うなら標準ズームと単焦点のどちらですか?
キットレンズがない場合は標準ズームです。24-105mmなら約350gで、撮影の幅が広くなります。単焦点は2本目として足すと、背景をぼかす撮り方が加わります。


