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Vlog向けのカメラは、メーカーごとに名前も形も違います。ファインダーがない、背面モニターが回る、マイク端子がある、といった共通点はあります。
それでも重さは約211gから約688gまで開いていて、名前だけでは選べません。
最初に決めるのは、レンズ交換をするかどうかです。
そこから、手ブレ補正と動画の画質をどこまで求めるかで絞れます。
情報
ケース別の候補
- ポケットに入れて持ち歩く: ソニー ZV-1 II(約292g)
- もっと軽く、安く: キヤノン PowerShot V10(約211g)
- レンズを替える入門機: ソニー ZV-E10 II(約377g)、キヤノン EOS R50 V(約370g)
- 歩きながら撮る手ブレ補正つき: ソニー ZV-E1(約483g)、LUMIX S9(約486g)
- 本格的に動画を撮る: ニコン ZR(約630g)、キヤノン EOS R6 V(約688g)

メーカー価格がオープンの機種が大半です。
キヤノンの機種だけ、キヤノンオンラインショップ価格(2026年11月時点、税込)を書いています。ほかのメーカーは価格を載せていません。
ポケットに入れるならレンズ一体型のZV-1 II
ソニー ZV-1 II は、1.0型センサーで約292g(バッテリー、カード込み)です。
ズームレンズ一体型で、4Kは30pまで。手ブレ補正は電子式です。
同じソニーの ZV-1F は約256gで、レンズは20mm相当F2.0の単焦点です。
ズームできない代わりに、ひと回り軽くなります。
キヤノンの PowerShot V10 は約211gです。キヤノンオンラインショップ価格は59,950円(2026年11月時点)です。
19mm相当F2.8の単焦点で、モニターは2.0型と小さめです。
ズームが欲しいなら、キヤノンの PowerShot V1(約426g)です。キヤノンオンラインショップ価格は148,500円(2026年11月時点)です。
1.4型センサーで、約16-50mm相当F2.8-4.5。4K 60pはクロップになります。
4機種の外形寸法を、実寸の箱で並べます。
ポケットサイズのVlogカメラ4機種を実寸で比べる
ボタンを押すと、ドラッグで回転、ピンチやホイールで拡大できます。矢印キーで回転、プラスとマイナスで拡大。Escで操作を終えます。ページのスクロールは、操作を始めるまで妨げません。
| 名称 | 幅mm | 奥行mm | 高さmm |
|---|---|---|---|
| ZV-1 II | 105.5 | 46.7 | 60 |
| ZV-1F | 105.5 | 46.4 | 60 |
| PowerShot V10 | 63.4 | 34.3 | 90 |
| PowerShot V1 | 118.3 | 52.5 | 68 |
| スマートフォン(目安) | 150 | 72 | 8 |
外形寸法の直方体表示。実際の形状とは異なります。製品の寸法はメーカー公式の記載値、「目安」は一般的な大きさです。床の格子は50mm間隔。「重ねて比べる」では幅の中心と手前の端を揃えて重ねます。

画像出典:ソニー 公式
レンズ一体型のVlogカメラ4機種
横にスクロールして比較できます →
Sony VLOGCAM ZV-1 II (ZV-1M2) | Sony VLOGCAM ZV-1F | Canon PowerShot V10 | Canon PowerShot V1 | |
|---|---|---|---|---|
| 発売日 | 2023/06/23 | 2022/10/28 | 2023/06 | ◎ 2025/04 |
| 参考価格(通貨・時点・条件を併記) | オープン価格(発売時) | オープン価格(発売時) | オープン価格(公式オンラインストア価格 59,950円・2026年11月時点。重量はバッテリー・カード含む、本体のみ約210g) | オープン価格(公式オンラインストア価格 148,500円・2026年11月時点。重量はバッテリー・カード含む、本体のみ約379g) |
| メーカー | ソニー | ソニー | キヤノン | キヤノン |
| 型番 | ZV-1M2 | ZV-1F | PowerShot V10 | PowerShot V1 |
| レンズマウント | レンズ一体型 | レンズ一体型 | レンズ一体型 | レンズ一体型 |
| 焦点距離 | f=6.9-17.6mm F1.8-4.0 ズームレンズ一体型 | f=7.6mm F2.0 単焦点(35mm判換算20mm) | 19mm相当 F2.8(単焦点) | 約16-50mm相当(35mm判換算の静止画)F2.8-4.5 |
| 画素数 | 有効 静止画最大約2010万画素/動画最大約1680万画素 | 有効 約2010万画素 | 動画有効 約1310万画素 | 静止画 約2230万画素 / 動画 約1870万画素 |
| センサーサイズ | 1.0型(13.2×8.8mm)Exmor RS CMOS | 1.0型(13.2×8.8mm)Exmor RS CMOS | 1.0型 裏面照射CMOS | 1.4型CMOS(約18.4×12.3mm) |
| ISO | ISO125-12800(拡張ISO80) | ISO125-12800(拡張ISO80/100) | — | — |
| 連写性能 | Hi:最高約24コマ/秒 | 速度優先連写時 最高16コマ/秒、連続撮影時 最高約3.5コマ/秒 | — | — |
| 液晶モニタ | 3.0型 約92万ドット バリアングル(オープン角約176°・チルト角約270°)タッチ対応 | 3.0型 約92万ドット バリアングル(オープン角約176°・チルト角約270°) | 2.0型 約46万ドット | 3.0型 約104万ドット |
| ファインダー形式 | なし | なし | なし | なし |
| バッテリータイプ | NP-BX1 | NP-BX1 | 内蔵充電式リチウムイオン電池 | LP-E17 |
| 記録メディア | メモリースティック デュオ・SDメモリーカード用マルチスロット | SDXC/SDHC、メモリースティック | microSD / microSDHC / microSDXC(UHS-I対応) | SD / SDHC / SDXC(UHS-I/UHS-II対応) |
| 手ブレ補正機構 | 電子式 | 電子式 | 電子式手ブレ補正(動画) | 光学式手ブレ補正(ボディー内なし) |
| 動画記録画素数 | 4K(3840×2160)30p/24p | 4K(3840×2160)30p/24p | 4K、フルHD | 4K 60p(クロップ)、4K 30p、フルHD、Canon Log 3 |
| 動画ファイル形式 | XAVC S | XAVC S | — | — |
| インターフェース | USB Type-C(USB 2.0)、HDMIマイクロ、マイク端子(3.5mm) | USB Type-C、HDMIマイクロ、マイク端子(3.5mm) | — | — |
| Bluetooth・Wi-Fi | Bluetooth 4.2、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n 2.4GHz) | 標準規格Ver.4.1 | — | — |
| 本体サイズ | 105.5×60.0×46.7mm | 105.5×60.0×46.4mm | 約63.4×90.0×34.3mm | 約118.3×68.0×52.5mm |
| 重量 (g) | 292 | 256 | 211 | 426 |
| その他 | 重量はバッテリー・メモリーカードを含む(公式仕様表。本体のみ266g) | 重量はバッテリー・メモリーカードを含む(公式仕様表) | — | — |
| Wi-Fi | — | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz) | — | — |
| 購入 |
◎ は選んだ中で最も優れた値(価格は最安、発売日は最新)。併記や範囲の値には付けていません。
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
動画に限らず、高級コンデジや高倍率機まで広げて選ぶなら次の記事です。
レンズを替えるならZV-E10 IIとEOS R50 V
背景をぼかしたい、広角で自撮りしたい。そんなときは、レンズ交換式が向きます。
ソニー ZV-E10 II は約377gで、4K 59.94pに対応します。
ボディ内手ブレ補正はなく、動画は電子式で補います。
キヤノン EOS R50 V は約370gで、キヤノンオンラインショップ価格は113,300円(2026年11月時点)です。
4K 59.94pはクロップになり、手ブレ補正はレンズ側だけです。
クロップとは、センサーの一部だけを使う撮り方です。同じレンズでも画角が狭くなり、自撮りでは顔が画面に収まりにくくなります。

画像出典:キヤノン 公式
ほかにも候補があります。
- 富士フイルム X-M5: 約355g、6.2K 30p
- ニコン Z30: 約405g、4K 30p
- LUMIX G100D: 約346g、4K 30p、動画向けの5軸ハイブリッド補正
どれもファインダーがないか、動画向けに小さくまとめた作りです。
マウントごとのレンズ記事は、この記事の後半にまとめています。

歩き撮りはボディ内手ブレ補正のZV-E1とLUMIX S9
歩いて撮ると、画面の揺れが目立ちます。
ボディ内で補正する機種なら、レンズを選ばず効きます。
ソニー ZV-E1 は約483gで、5軸の手ブレ補正を備えたフルサイズです。
ただし静止画は約1210万画素で、4K 120pは有料アップグレードです。
LUMIX S9 は約486gで、5軸補正のフルサイズ機です。
4K 60pまでで、ファインダーはなく、Lマウントのレンズを使います。
本格的な動画はニコン ZRとEOS R6 V
ニコン ZR は約630gで、5.4K 60pと4K 120pに対応します。
モニターは4.0型の約307万ドットで、メディアは CFexpress と microSD の2種類です。
キヤノン EOS R6 V は約688gで、キヤノンオンラインショップ価格は363,000円(2026年11月時点)です。
7Kオープンゲートと4K 119.9pに対応し、ボディ内5軸手ブレ補正も付きます。
フルサイズのVlogカメラ4機種
横にスクロールして比較できます →
Sony VLOGCAM ZV-E1 | Panasonic LUMIX DC-S9 | Nikon ZR | Canon EOS R6 V | |
|---|---|---|---|---|
| 発売日 | 2023/04/21 | 2024/06/20 | 2025/10/24 | ◎ 2026/06 |
| 参考価格(通貨・時点・条件を併記) | オープン価格(発売時) | オープン価格 | オープンプライス | オープン価格(定価(税込)) |
| メーカー | ソニー | パナソニック | ニコン | キヤノン |
| 型番 | ZV-E1 | DC-S9 | ZR | EOS R6 V(ボディー商品コード:7250C001 / JAN:4549292249811) |
| レンズマウント | Eマウント | L マウント(35mmフルサイズ) | ニコン Z マウント | キヤノン RFマウント |
| 画素数 | 有効 静止画最大約1210万画素/動画最大約1010万画素 | 約2420万画素 | 2450万画素 | ◎ 最大約3250万画素 |
| センサーサイズ | 35mmフルサイズ(35.6×23.8mm Exmor R CMOS) | 35mmフルサイズ CMOS | フルサイズ/FX(35.9×23.9mm CMOS) | 35mmフルサイズ |
| ISO | ISO80-102400(拡張ISO40〜409600) | ISO100〜51200(拡張50、102400、204800) | ISO100〜64000(拡張 約ISO204800相当) | — |
| 連写性能 | 最高約10コマ/秒(Hi+) | 電子シャッターのみ、最高約30コマ/秒 | 高速連続撮影(拡張)約20コマ/秒 | 最高約40コマ/秒(電子シャッター) |
| 液晶モニタ | 3.0型 TFT 約104万ドット バリアングル(オープン角約176°・チルト角約270°) | 3.0型 タッチパネル | 4.0型バリアングル式タッチパネル 約307万ドット | 3.0型 約162万ドット |
| ファインダー形式 | なし | なし(ファインダー非搭載) | なし | なし |
| バッテリータイプ | NP-FZ100 | — | EN-EL15c | LP-E6P |
| 記録メディア | SD(UHS-I/II)×1 | SD | CFexpress(Type B)/ microSD(UHS-I対応) | CFexpressメモリーカード / SD(UHS-II対応) |
| スロット | 1 | — | 2 | — |
| 手ブレ補正機構 | ボディ内5軸・最大5.0段 | ボディー内5軸(Dual I.S.2) | センサーシフト方式5軸補正 | ボディー内5軸手ブレ補正 |
| AFセンサー測距点 | 静止画最大759点/動画最大627点(位相差検出) | — | — | — |
| 動画記録画素数 | 4K(3840×2160)最大59.94p(4K120pは有料アップグレードで対応) | C4K/4K 60p | 5.4K 60p、4K 120p、フルHD 240p | 7Kオープンゲート、4K 119.9p、フルHD 179.8p |
| 動画ファイル形式 | XAVC S/XAVC HS/XAVC S-I | — | NEV / MOV / MP4 | — |
| インターフェース | USB Type-C(5Gbps)、HDMIマイクロ、マイク、ヘッドホン | — | USB Type-C / HDMI Type D / マイク入力(φ3.5mm)(ライン入力対応) | — |
| Bluetooth・Wi-Fi | Bluetooth 4.2、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac) | — | Ver.5.0 | — |
| 本体サイズ | 121.0×71.9×54.3mm(グリップからモニターまで) | 約126×73.9×46.7mm | 約134×80.5×49mm | 約141.8×83.3×79.7mm |
| 重量 (g) | 483 | 486 | 630 | 688 |
| その他 | 重量はバッテリー・メモリーカードを含む(公式仕様表) | — | — | — |
| 記録フォーマット | — | — | NEF(RAW)/ JPEG / HEIF | — |
| 購入 |
◎ は選んだ中で最も優れた値(価格は最安、発売日は最新)。併記や範囲の値には付けていません。
※ 価格・仕様は変動する場合があります。購入前に各販売ページをご確認ください。
EOS R6 Vの詳しい仕様と、写真寄りの兄弟機R6 Mark IIIとの違いは個別レビューにまとめています。
ジンバル一体型やアクションカメラとの違い
動画だけなら、DJI Osmo Pocket のようなジンバル一体型や、アクションカメラも選択肢です。
レンズ交換やボケを楽しむならこの記事のカメラです。
ジンバルの手ブレ補正と軽さを優先して、そのまま撮り始めたいなら、次の記事が参考になります。
端子・モニター・クロップのチェック項目
- ポケットに入るか、レンズを替えたいかを先に決めた
- 歩きながら撮るなら、ボディ内手ブレ補正の有無を見た
- 自撮りしたいので、背面モニターが回る機種か確かめた
- マイク端子やヘッドホン端子の有無を確認した
- 動画の最高画質が、クロップ(画角が狭くなる)かどうかを見た
メーカー別の選び方記事
メーカーごとの現行機は、次の記事で選び分けられます。
レンズ交換式を選ぶ場合は、マウントごとのレンズ記事へ進めます。
よくある質問
Vlog用にいちばん小さいカメラはどれですか?
この記事の中ではキヤノン PowerShot V10の約211gです。ソニー ZV-1Fは約256g、ZV-1 IIは約292gです。
ファインダーはなくても困りませんか?
自撮りや歩き撮りでは、背面モニターを見て撮るのが基本です。
ファインダーを使うなら、EVF付きの機種をメーカー別の選び方記事で探してください。
手ブレ補正がない機種は避けるべきですか?
ZV-E10 IIやEOS R50 Vのように、ボディ内補正がなくても電子式やレンズ側で補える機種があります。
歩きながら撮るなら、ボディ内補正のあるZV-E1かLUMIX S9が候補です。
価格や在庫は変わります。最新の情報は販売店とメーカー公式で確認してください。


